日々の泡・あるいは魚の寝言

2006年04月13日(木) お取り寄せ卵

☆今日は、「たそがれ堂」のゲラもどきを、めでたく翌朝便に乗せました。長崎中央郵便局を出てすぐに、ポプラ社担当K嬢にメールしたところ、再来週にはゲラになって返ってくる、という話だったので…
ひょっとして、当初の予定通り、五月にでてしまうのかしら、「たそがれ堂」。すごいなあ^^;
五月が無理だとしても、近いうちなのは間違いなさそうです^^

☆「めでたく」翌朝便にのせはしたのですが、実は、ぎりぎりまで家で仕事していて、タクシーで郵便局に飛び込んで出したので、今日はろくにお化粧をしていなかったし、服も普段着だったので、そのままバスに乗って家に帰りました。
いつもなら、一仕事すんだあとは、打ち上げ気分で、浮かれて街へふらつきにいくのですけれど。
ゲラやゲラもどきのように、原稿がほぼ完成した段階の仕事になってくると、感覚がとぎすまされて、神経がぴりぴり緊張するので、どこかしらなにかしらたのしいことをして気持ちをゆるめないと、とてもじゃないですが、日常には戻れません。

でも今日は、おとなしく家に帰りました。
だけど、それでも、少しだけは、打ち上げ気分なことをしたのです。
楽天市場経由で、今日、ちょうどとどいた、徳島の卵と、卵ご飯の専用のお醤油で、美味しく卵ご飯をいただいたのでした。
卵も卵ご飯も大好きですが、今夜の卵ごはんはとりわけ美味しかったな…。
この新鮮な卵六個と、自然な鰹だしがきいたお醤油のセットで、送料込みで千数百円なら安い、と思う美味しさでした。

☆昭和十年生まれであり、戦時中に子どもであった私の母の世代にとって、卵は貴重品でした。
そして、その娘である私の世代は、子どもの頃、母の世代や、その上の年令の作家たちが書いた子どもの本を読んで育っています。
そのために、「卵」というたべものに、なんともいえない魔法や、ファンタジーを感じたりもするところがあるような気がします。
卵、といえば、それは、とっておきのごちそうであり、きれいに紙で包装してかごにいれ、病気のひとへのお見舞いにさしあげるものなのです。大事に両手で抱いて運び、万が一割ってしまったりしたら、泣いて悔やむような貴重品なのです。
実際には、私が食べて育ったのは、もう、安くなり始めた、ありがたいタンパク源としての卵、なのですけれど。

最近、我が家は母も私も病人モードですので、ちょっと、自分たちにお見舞いしたくなったのでした^^
昔風に、大事に包装された、とっておきの卵、を。

一仕事のあと、母と大事にいただいた、はるばる四国から届いたうみたての卵の味は、昔の物語の中の卵の味のように、たしかに、「とっておき」で「貴重品」の、魔法の卵の味がしたのでした。


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chayka [HOMEPAGE]