日々の泡・あるいは魚の寝言

2005年12月02日(金) またひとつ終わった…

☆児文協からご依頼があった、「推理・探偵シリーズ(仮)」の原稿二十枚ほどの第一稿が書き上がりました。

…でも私の書いたこれは、「広義の推理小説」ではあっても、まちがっても「本格推理」とかじゃないと思う。
一応、「怪盗」はでるし、「謎のメッセージ」もでてくるけど、主人公が読み解いたりするけれど、メインキャラクターは「幽霊」と「動く人形」(機械仕掛けにあらず。魂一個はいってます)だし。

なんかこう、早川文庫とか、扶桑社ミステリとかで、「海外作家ミステリアンソロジー」とかいって銘打って出されている本で、大概、中にひとつふたつ、「いやこれはミステリというよりファンタジーじゃないですか?」「推理小説の要素は混じってるけど、でも、どっちかというとモダンホラーだよね、これ」みたいなのが混じってるじゃないですか? ああいう感じ。なんかちょっと破調。

でも、「広義のミステリ」だといいきってしまえるだけの自信と、作品としてはちゃんと完成しているという自負はあるので、これを出そうと思っています。それに、「推理小説」の「ロマン」(これってけっこう、子ども向けミステリでは大事なことだと思う)は漂ってると思うので。
それと、個人的には、物語の中で、どんな超常現象がでてこようとも、「謎」そのものの「答え」がオカルトではなかったり、魔法その他の非現実的な力で「事件」を「解決」してなければ、それは推理小説になる、というよくいわれる定義を、私は受けいれています。

この話の「怪盗」と、主人公の女の子とお兄ちゃんは、キャラクターがこれで終わりにするのは少しもったいないなあ…
とかちょっと思ったり。
でも、話が終わってるから、ちょっと流用のしようはないでしょうね。

ふんわりした、安房直子先生っぽいというか立原えりか先生っぽいというか、そういうお話に書き上がったと思います。

☆一応、上記のことについて、補足しておきます。
この「推理・探偵シリーズ(仮)」は、原稿を一般公募もするそうですが、コンクールにだされるみなさんの場合、私のように、作品のカテゴリわけを、(ある種)適当にしてはいけないかもしれないです。
私の場合、仕事で依頼を受けて書いているので、ある程度自己責任というか、最悪「村山先生、これ、ミステリじゃないですから」と原稿を突き返されちゃったとしても(!)、いろいろ対処その他するだけの覚悟があるからやってることなのでありまして。

コンクールに応募されるみなさんは、あくまでも慎重に、いろいろと調べたり、考えたりなさってからにしてくださいね。

☆しかし、ひさしぶりに短編を短い日数で書いたなあ。二十代の、毎月児文協の創作コンクールに出していた頃を想い出して、懐かしくなりました。
あの頃は、一日半で、ゼロから話を考えて文章書いて、投稿してました。
若かったなあ。
今の私は……眠いです(笑)。

今夜は、少し長く眠って、明日は姪っ子の幼稚園の行事に行って。
帰りに美容室に行って。そしてまた児文協の、他のお仕事が待ってます。
それが終わる頃には、また東京です。


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chayka [HOMEPAGE]