日々の泡・あるいは魚の寝言

2005年08月09日(火) 千羽鶴

今日は長崎に昔、原爆が落ちた日でした。
夜、NHKの特番をみていたら、最後に合唱曲の「千羽鶴」が流れました。
今から十年前、長崎市で、被爆五十年の時に作られた記念のうたです。

このリンクはいつまで生きてるかわからないんですが…
千羽鶴

一般公募で選ばれた歌詞なんですが、本当によい詩で、うまい詩だと、今でも思います。
今でも、というのは、前にも日記に書いたかもしれませんが、十年前、記念歌の選考会があったとき、私は最終選考の、選考委員の中に混じっていたからです。

十年前の私は、まだほんとに新人の童話作家でしたし、他の委員の方々はみんな私より年上で、人生のキャリアも仕事のキャリアも上の方々ばかりで。
うわ、どうしよう、と最初は萎縮したものでした^^;

でも、選考会が始まってみたら。
いやもう、遠慮なんて忘れました。
だって、私は最初から、この歌「千羽鶴」こそが、記念歌にふさわしいと思っていたのに、他の方々は、必ずしも同意見ではなかった…。
そんなこと、許せますか、と(笑)。

今でも、あのときの自分の判断はまちがっていなかったと思います。絶対にこの歌がいいんだと、その場にいる人たちに訴え、説得し続けたことも。
(あのとき、強力に味方してくださった詩人の先生、ありがとうございました)。

「千羽鶴」は、美しい曲になりました。
大島ミチル先生の曲がまた、とっても素敵ですしね^^

この歌詞が、うたとしてこの世界に生まれることに、ちょっとでも力がかせて、私は本当によかったと思っています。

平和も反戦も、振り上げた拳からは、たぶん生まれないのです。
死んでいった人々のことを想い、悲しさやつらさに共感し、静かに熱い思いと決意を抱きながら、明日を生きる人々に願いを託し、想いをつないでゆく……
そっとうつむいて鶴を折るように、過去と未来と、そして現代の世界中のいろんな人々と想いを共感させてゆくことが、よりよい明日を作るのだと、私は思います。

詩を書かれた方は、元気でいらっしゃるのでしょうか?
今夜の特番、きっとごらんになっていたでしょうね。
ああ、今夜の「千羽鶴」、ひときわよかったので、録音したかった(涙)。


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