日々の泡・あるいは魚の寝言

2004年08月30日(月) 帰ってきました

長崎に帰るというその日あたりに、台風が来るようだったので、東京にいる間中、ずっと、天気予報のサイトや、台風情報をチェックしていました。

今日になって、急ぎの仕事が華麗に飛び込んできたので、もう私も帰る日を先に延ばすことを決意して、飛ばないのなら、どこかの宿で何泊かして、この際仕事を仕上げてから帰ろうか、と決意していました。

でも、飛行機は、「場合によっては東京に引き返します」の条件付きで飛び立ちまして。
無事、長崎空港に着陸いたしました。

今回の旅行は、お仕事に打ち合わせに人と会ったり、と、いろいろありました。時間がつねに足りないばたばたの旅になってしまい、楽しかったけれど、つねに気ぜわしくもありました。
そんな中、帰りの飛行機の中で拝読した、「まいごのことり」(ねじめ正一・佼成出版社刊)が、哀しい話なんですが、とてもとてもよい本でしたので、ひととき疲れを忘れました。

正直な話、「まいごのことり」は、鳥が死んでしまう本だと知っていたので、なるべく読まないで済むように逃げていたのですが、今日、佼成出版社のゴージャスF嬢からお預かりしたお仕事関係ひとそろいの紙包みの中に、かわいい赤ペンや付箋、お団子三本(差し入れv)と一緒にいれられていたので、
「ああどうしよう…」と思いながら、読んでしまったのです。

その本は確かに、「小鳥が死ぬ話」なのです。
ある家族が、そのお弔いをする話なのです。
哀しいです。

でも、一羽の小さな小鳥の、てのひらにのるほどの体の軽さや、その軽さに見合わない命の重さが、ページからふわりと立ち上がって、見えてくるのです。感じられるのです。
それはたぶん、その小鳥の死を、大事に扱う、両親の存在が丁寧に描かれているから、そしてその両親の様子を見て、心が揺らぐ、主人公の幼い子どもの心情が、繊細に描かれているからなのでしょう。
文章だけでなく、松成真理子先生の絵も、美しかったです。

よい本をいただけて、本当に嬉しかったです。
ありがとうございました、Fさん。
私も明日からまた、精進します。

☆飛行機のことで、心配してメール下さったみなさま、ありがとうございました。おかげさまで、無事、十時頃には、帰り着きました。

現在、夜中の十二時半ごろ。晩ご飯食べそこねてるので、おなかすいた。


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