日々の泡・あるいは魚の寝言

2003年12月16日(火) 帰ってきました〜

15日は、某社の担当さんにあいにいったのです。
予告なしで、いきなり編集部に行こうと、会社への行き方を他社の人に教えてもらい、クリスマスプレゼントを持って、とことこと。
たしか15日までで産休にはいると聞かされていたと思ったので。

予告なしでいったのは、びっくりさせたかったのと、忙しいだろうから、私の訪問を待たせたり、私のために時間を作っていただいちゃうことになるのはよくないなあという配慮があったから。
それに、ささっとプレゼントを置いて、「じゃ、帰りの飛行機の時間があるから」と、片手をあげてさっそうと帰ってゆくのって、おしゃれでかっこいいじゃないですか?

最寄り駅から、編集部に電話をかけたら…。

彼女はいなかったんです。

あーあ。私の記憶違い。彼女が会社にいたのは、12日、金曜日まででしたとさ。
編集部のほかの人に、「せっかくだからいらっしゃいませんか?」と誘われたけど、なんだかめげちゃって、ホテルに帰ってしまいました。

で、飛行機の離陸の時間が近づいてきたので、新宿から羽田に向かう前に、ひょいと、銀座に行きました。
行き先は、銀座三越……の隣のビルに入っている「天使のすみか」。
お人形のお店です(笑)。

銀座は初めて、ゆっくり歩きました。
新宿と違ってゆったりと歩く人々が多いのに少しだけ驚き、クリスマス前の華やかな街のようすにみとれ、いわゆる有名な千疋屋を発見して、時間があったらよりたかったなと思いました。
銀座三越も、1Fを通り抜け、アクセサリーやさんをのぞきました。

天使のすみか銀座店は、ブティックのような明るい華やかさのあるお店で、私はフランシーヌ嬢のコートなど、ちょちょっと買い、お友達のぱせり子さんへの贈り物を送ったりしたのでした。

帰り道、また銀座の街を歩きながら、時計台のある店などみあげながら、ふと思ったのは、その昔、若い頃に、「自分はまだ銀座には行けないな」と思ったことがあるという記憶でした。
銀座はやはり、おとなの街、それも無理していないセンスある装いをした、おとなの女性がにあう街だと思っていたのでした。

今、普通に一人で銀座を歩ける私というのは、たぶん、あのころよりはおとなになったのでしょう。銀座三越で、普通に店員さんと会話したり、売り物をひやかして歩けるというのは、たぶん、昔の私が憧れていた「おとな」のイメージを、今の私は、わずかでも持っているのかもしれません。

ま、銀座へ行った目的が、「お人形のドレスをみにv」だったというあたりが、結局は、私は私だという気もするんですが…。

新宿に帰ったあと、私は疲れてしまって、羽田までタクシーでいってしまいました。人生たまには、そういう贅沢もありでしょう。
運転手さんは、本が好きな、おしゃれなおじさまでした。
高速道路を走りながら、あのビルはなんのビル、あれは何ホテル、と、楽しそうに教えてくれました。
一緒に暮れてゆく空や回る観覧車をながめて、楽しい時間を過ごしたので、車を降りるときには意気投合してしまって、握手して別れました。

夜、長崎行き最終便の飛行機は、ゆっくりと飛び立ちました。
目の下には、いつも通りのきらめく東京の街の夜景の光。
それはまるで、一面の銀世界のように輝いて見えました。
まるで街そのものが、クリスマスツリーでできた森のようにも見えました。

東京には、たぶんまた春に向かうと思います。

飛行機の中では、気がつくと口を開けて寝ていたりして、自分ではっとして気づくと、目の前にちょうど横を通っていたスチュワーデスさんの笑顔があったりして(笑)。

長崎空港に降り立つと、弟一家がお迎えに来てくれていたりして。
久しぶりにみる姪は、やはりかわいかったです。

家に帰れば猫どもは、たがいにうなりあいながらも、それなりに共存していて。

そして私は、猫と一緒に眠ったのでした。


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