CORKSCREW Diaries(米国編)
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2005年08月09日(火) こんな星の夜は全てを投げ出したってどうしても君に会いたいと思った(2日目日記)


それにしても「スターフィッシュ」聴きたかったなあ。。。


結局僕は、あのバカモノたちの一員になれたのが心底うれしくってたまらないんだ。今までチャンスはあったんだけど、そこまで出ていくきっかけや勇気がどうしても無くって、今回だって「一緒に行こう!」って言ってくれる人がいたからこそなんだけど、そうやって背中押してもらえなかったら行ってなかったかも知れない。そしてこんなに気持ちがいい思いを出来なかったかも知れない。畜生!こんな思いが出来る場所があるなんて知らない人はなんて不幸なんだ!


なんてことを書くとまた止まらなくなるから、二日目について書こう。一日目はまた今度ね。ってまた現実に引き戻されたら書けなくなるかも知れないけど。どうせ書けなくなるんだったら思い入れがある二日目から書こうと思う。

一日目は、電車が一時間半も遅れたおかげで、モンゴル800もセンチメンタル・デブGOING UNDERGROUND(笑)も見られず、お昼寝もたっぷりしてしまい結局4組しか見られなかったので、本日こそはと気合いを入れて乗り込んだ。
まず最初はRADEWIMPS。サンボマスターはいいのかと言う説がかなりあるのだが、同行者が今年の初めぐらいからずーっとラド!と言い続けているので、後ろ髪をやや引かれながら参戦。早めに行ったので最前列だった。やった! って言うか若いし確かに荒削りって言えるのかも知れないけど底知れない才能持ってる人たちだったね。曲の幅が広くって、客ノセんの上手くって、なんて言うか、声の高くて甘系のヴォーカルに弱いんだよ俺、ってそれだけじゃないんだけどね。諸所の事情により事前にほとんど予習してかなかったんだけど、ちゃんとCD聴いてリベンジします。次回は9月3日横浜ブリッツですよ。(会場で買ったらしい)



エレカシ見たかったんだけど、なんやかんややっているうちに終了してしまったので、とりあえずグラスステージの木陰に移動、次は銀杏BOYSだ! 同行者は疲れたので一回パスして民生に備える。

まあそう言うわけでミネタのチンコはきっちり見た訳です。いいじゃねえかチンコぐれえさ。俺は上半身裸のミネタ見た瞬間、コレは脱ぐな、って思ったよ。まああれが、その後のとんでもないことになるとは思わなかったけど、やったことはどうかな、って思うけど、同じバカものとして通報はどうかなって思うよ。まあグラスステージだかんね。サザンとか目当ての一般客多いだろうから。これがせめてレイクステージだったらそんなこと無かっただろうよ、きっと。 まあそれでも、僕は銀杏BOYSになってからってのは余りよく知らないんだけど、ゴイステ時代からの名曲も演奏してくれて、そんですげえ感動してなんか泣いちまってよく分かんなくなってしまったんだけど、とにかく、なんかミネタとかこの後で書くけどエルレガーデンの細美さんってのは俺ら社会的不適応者のことよく判ってて、なんて言うかヤツの言ってることに激しく共感した。不特定多数の前でチンコ出そうが一曲余計にやって進行狂わせるのも、いいじゃねえか。(いや、良くはねえだろうけど) 最初はあまり見る気無かったんだけど、本当に見て良かったよ、 ミネタの先が銀杏なチンコも見れて良かったよ。本当さ。


で、次の次のアジカンに備えて同行者はグラスステージに残り、僕はひとり曽我部恵一バンドを見にレイクステージに行く。アジカンを見る立ち位置が悪くなることは必至だが、僕の青春を作り出してくれたソカベを見に行かないわけはいかない。正直、ソロ以降のソカベはヌル過ぎでちょっと敬遠気味だったんだけどね。しかし実際に出てきたソカベは違った。アルバムでは聴いていたけど本当にロックンロールだった。ソカベ、カッコいい。なんか一気に突き抜けたみたいだった。「みんな奥田民生さん見に行かなくていいの?」なんて言うもんだからさ、バカヤロウ、オレは曽我部恵一が見たいんだよって思って、何度も「ソカベ〜!」って叫んでしまった。自慢じゃないがライブで出演者の名前叫んだの初めてだよ。なんて言うかサニーデイの頃は女の子のファンが多かったのだが、今のソカベは男のファンが多くて、同じように、「ソカベ!」って叫んでる奴らはみんなオトコだった。なんて言うかそんな奴等と一体感がもてたのがまたすげえうれしくって、楽しくってたまんなかった。レイクステージは割と狭い会場だし、メインじゃないからここに来る連中って本当に音楽愛してるヤツじゃないと来ない。ミーハーファンは来ない。だからサイコーだった。「青春狂想曲」「サマーソルジャー」(!)というサニーデイの名曲も久しぶりに聴けて、また「Stars」や「テレフォン・ラブ」とかを一緒に曽我部と唄って、もうこれほどって無いぐらい感動した。この小さなレイクステージにソカベを聴きに来て本当に良かった。


ソカベが終わってから僕はアジカンを見に再びグラスステージにひた走った。ソカベのステージでかなり体力を消耗したけれども、泣いても笑っても今日という日はあとわずかしかないのだ。燃え尽きてやろうと思ってからね。


そしてグラスステージに戻ってアジカン。
正直、アジカンが今ひとつだったのは、それまでのアーティストと自分の距離が、(銀杏BOYSの時はかなり前に行けた)かなり遠くなってしまったってのがあるかも知れない。ゴッチがメガネ壊したってのもあるけどちょっと調子今ひとつだったかも。後は周りの客は、ワンマンで見たときと比べるとヌルい。まあ後方だったから仕方ないんだけど。そんだけアジカンもビックネームになったんだよなあ。やっぱりワンマン見慣れてるアーティストはフェスだと物足りない!!!! ワガママだよ、そうだよ、分かってるよ。ごめん、でもなんか不完全燃焼! アジカン自体はすごく良かったよ! いっぱい楽しんだかんね。


疲れた躰を引き摺って、そう、泣いても笑っても後2組なのだ、ビールを買いつつレイクステージに向かった。世界の坂本先生も、日本のサザンも、後ろ髪を引かれながら打ち捨てて、グレイプバインとELLEGARDENを見るのだ。


この時点でカラダはもうボロボロだったので、バインはスタンディングゾーンまで行かずに後方で座りながら見た。生のバイン初めて見たな。田中っちは目細くて藤君みたいだな。なんて言うか関西弁がものすごく素敵だ。岸田繁ほどなんかコテコテはしてないんだけど。京都と神戸では違うんだなあと思った。やっぱりまったり見るとあんまりちゃんと曲聴いてないな。でもやっぱり言ってた「坂本龍一はいいの?」 だからいいんだって! みんな君たちを見に来ているんだから!!! ま、言ってる本人が一番分かってるんだと思うんだけどね。



と言うことでようやく長かったフェス日記も最後まで来ました。此処まで書いててすごく疲れました。でも今書かなかったら明日は絶対に書きそうに無い自分がいるので、最後の力を振り絞って書きます。と言うことでELLEGARDEN。ピロウズのトリビュート盤の「FUNNY BUNNY」があまりにもカッコよくて(本人よりもと言ったらさわおに怒られるかも知れないが)ずっと気になって気になって気になって気になってようやく生を見ることが出来ました。直前に飲んだビールに酔っぱらって頭痛がしたり(すぐにロキソニンを飲んだ)予習を結構した筈だったのに結構知らない曲が多くて、すごく聴きたかった「スターフィッシュ」が演奏されなかったり、最後の最後でどうしてももうひと飛びする体力がなかったり、悔しい思いをちょっとしたけれども、でもそれでもすごく良かったです。エルレを最後に選んで良かったと思います。なんて言うんだろう、「主催者側のダイブ・モッシュ禁止に徹底抗戦する」発言に基本的にダイブやモッシュは好きではない僕は考えされられたりしたんだけど、ああ言う場で、説得力のあるコトバで説明出来るってのは、本当に尊敬したいなと思いました。僕もあくまでもダイブやモッシュはそう言う場でやって欲しいと思うけど、ああ言った発言はホントに半端な覚悟で言っているんじゃないし、もし事故が起これば全ての責任はアーティストにかかってくる。ロッキングオンからも干されてしまうってことで、ロッキングオンから干されるって本当にそれはしんどいことだってことを、僕も含めファンの人たちはアタマの中に叩きこんでおかなきゃなんないと思いました。若い人たち多かったけど。分かってもらえたんかな。
 でもとにかく最後に暴れ回って、叫びまくって、完全燃焼して、最後を締めくくることが出来ました。なんて言うか、僕が思っていた、ロックバカどもたちのことを、ELLEGARDENの細美さんは思いっきり代弁してくれて、何度も、「そうなんだよ、ホントそうなんだよ」って思って、その言葉と、サザンを袖にしてまでレイクステージに集まった愛すべきバカモノたちとの一体感にどうしようもないぐらいうれしくなって、本当に幸せな気分で家路につきました。ありがとう、本当にありがとう。「スターフィッシュ」を聴きにまた必ずリベンジします。



と言うことで最後に、この二日間で出会った全てのものに感謝!
ライブ数回しか行ったこと無かったのに最後まで付き合ってくれた同行者にも感謝。
上野までの2時間半もすごく楽しかったです。
またこの場所に来られますように!
また愛すべきバカものたちと会えますように!


♪スターフィッシュ ELLEGARDEN




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