CORKSCREW Diaries(米国編)
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2005年08月08日(月) ROCK IN JAPAN FES. (序文)


様々な想いが風化してしまう前に、なるべくのことを書こうと思っていたのだが、昨日は力尽きて寝てしまった。全く何と言うことだ。フェスの余韻というものはその日でなければ表現できないっつうか、なんか終わってしまったらまるで本当に真夏の夜の夢みたいで、あの日あれだけ暴れまくってそして燃え尽きてなんかすげえものをもらって帰ってきて、一晩寝てしまったら、なんだろう、本当に夢だったみたいで、まあまだ現実には引き戻されてはいないんだけど、昨日は頭の中にいっぱいだった想いを、文章にすることが難しくなってしまっている。素晴らしかった。感動した。楽しかった。嬉しかった。幸せだった。暑かった。ロックおたくとしての野生を取り戻した。今までは去勢されたサルみたいなモンだった。喪われたものを思いだした。フェスってのはすごいもので、何万人も来た来場者は全部違うパーソナリティを持ってて、全て違う人間なのに、最終目的は全て同じなんだよ。そこに至る過程は様々なんだろうけども。

世の中の音楽を愛するバカモノたち(勿論僕も含む)が、あの場所にのべ15万人も集まったことが、僕はうれしくてたまらない。ライブとかフェスとかに来る人は、そこにしか存在し得ない麻薬のような幸福を知ってしまった愛すべきバカものたちは、決して世の中でイケてる存在なんかじゃなくって、どっちかっていうと、クラスや会社の中で、決して目立たなかったり、ドロップアウトしかけてたり。え?こんな地味(笑)なコがライブハウスの最前列で暴れるの? なんて感じで、そんなバカどもが、全国各地から集まって、みんなすごく親切で、あったかくて、熱いのがたまらない。ゼップに向かう地下鉄の中で大阪港を抜けてから「絶対コイツらライブ組だ」なんて一体感(よく判らないかも知れないが)を感じてうれしくってたまんなくなったりするのと同じだ。

書いててまとまりが無くなってきた。結局自分で何が書きたいのか分からないんだけど、本当に行こうかどうしようか迷っていたし、もう正直最近音楽からかなり遠ざかっていて、かつてのような情熱もないのも事実だった。でも今は本当に、あの狂気の二日間に参加して良かったと思っている。最初で最後なんて書いてしまったのだけど、再来年(来年は米国なので)、もまた戻ってきたい。本当に。恥ずかしい話をカミングアウトしてしまうが、僕は洋楽と言うのが苦手なのだ。英語とかあんだけ勉強しているくせに、曲の世界に入って行くのに僕にとっては日本語と言うのがとても重要なのだ。メロだけ良ければいいってもんじゃないみたいなんだ。だからサマソニとかフジロックにちょっと二の足を踏んでしまう。そんなのカッコ悪い。すごくカッコ悪いかもしれないんだけど。

でもそれはそれでいいやだと思う。音楽に絶対など存在しない、全ては自由。気に入ったものだけ聴くのも自由なんだ。一曲も曲知らなくたってライブは楽しい。だから、本当にCDを聴いて気に入ったのならライブに行って欲しい。こんなすごい世界があるんだって知ったのは僕は24になってからだった。なんか遅すぎたライブハウスデビューだったけど、でも出逢えて良かったと思う。こんな世界があるってのを知った時、なんでもっと早く飛び込まなかったんだろうって思ったこともあった。それから年月は流れて、好きだったアーティストもずいぶん解散なんかしたりして、音楽も昔に比べると本当に聴かなくなったけど、まだまだ僕もバカモノたちの一員で、若者に負けてられないな、って思った。と言うことで、僕のロックおたくとしての野生の復活に乾杯! まだまだやんで!




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