CORKSCREW Diaries(米国編)
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2002年01月12日(土) アンコール・ワット紀行 その弐(2/27加筆 まだまだ続く)


アンコール・サンライズ

カンボジアに来て二日目。
本日はアンコール・ワットで日の出を見ることより始まる。日の出鑑賞と言うことで、当然朝は早い。5時起床! 日本時間で7時だから、いつもより早く起きてる・・・  この日の日の出の時刻は午前6時40分と言うことで、眠いのを我慢しながら起床。

1月のカンボジアは、朝はさすがに涼しくて、日本を出発するときに着て行ったセーターがこんなところで役に立つ。日が昇る前と言うのに、観光シーズンの真っ最中のアンコールワットには、サンライズを見に来た観光客で一杯だった。それでも真っ暗な中、アンコールワットは静かに佇んでいる。あちらこちらではいろんな言葉が飛び交う。みんなめいめい夜明けを待っていた。薄暗い中に聳え立つアンコール・ワットは、やはり存在感があった。そして夜は次第に明けて行く・・・

朝焼けのアンコール・ワットは美しかった。
朝焼けの真っ赤な空を眺めることは出来なかったが、
たなびく雲の切れ目から見える紫色の空が美しかった。



「荷物を積み
 別れを告げ
 朝焼けの海へ帆を張った
 堪え切れず掲げた拳
 響き渡る鬨の声」

頭ン中でグングニルがこだましてる。


そして日は昇る、乾季の空に。
雲はいつの間にか胡散霧消し、また今日も目も眩むような青空が広がるのだろう。









アンコール・サンセット

アンコールワットでの夕日鑑賞と言えばプノン・バケンがあまりにも有名であるのだが、僕は二日目は敢えてアンコール・ワットの上から夕日を眺めたかった。アンコール・ワットの上からの景色が素晴らしいとか言う訳では別に無いのだが、上から夕日を眺めながら一日を終えるって言うのがやりたかったのだ。

本当は午後五時半までの契約しかなかったポーさんも、結局最後まで一緒に付いてくれた。多謝である。アンコール・ワットの上から眺める夕日は、プノン・バケンとはまた別の意味で壮観だった。ここも夕日を眺められる人気スポットであるにも関わらず、日本人の姿はほとんど見られない。その代わり中国人の姿は結構見られた。みんなプノン・バケンに行ってしまったに違いない。

そういうこともあって、日が暮れるまでの間、かなりゆっくりと夕日を眺めることが出来た。他にもアンコール・ワットから夕日を眺めている人もいたけど、ほとんど個人旅行者。さすがに今日一日はガイドを一日雇ってフリーで回った甲斐はあった。世界文化遺産の遺跡の最上部に登りつめて夕日を眺めながら一日を終える。カンボジアで迎える最後の夕焼けを、アンコール・ワットから眺められるなんてとても素敵じゃないか。

ゆっくりゆっくりとカンボジアの地で、日が沈んでいく。
外の気温は高いとは言え、冬場と言うこともあって、日が沈むのは5時40分。なんだか不思議な気分にさせられる。こうして一日が終わって行く。世界中何処に行っても一日と言うのは平等に存在している、時差はあるけれども。アジアの悠久の時の流れを僕は感じる。そして今日と言う日は、終わろうとしている。



そして夜はマッサージへ

サンセットを見て帰ってきた僕は、買い物をすべくオールドマーケットに行く。別にお土産を買いに来たわけじゃないから、どうでもいいんだけれども、まあそれでもちょっと覗くだけ覗いてみよう♪
基本的に値段の付いていないところでの買い物はあまり好きではない。
値下げ交渉とか面倒なのだ。値段を表示されたものをその値段で買うって言うのでいいんだけど・・・。ただ基本的にアジアの国は値段交渉要なんだよね。たかだか10円20円を交渉するのも鬱陶しい。かと言って「日本人価格」で買うのも嫌だし・・・ 
とかなんとか思いながら一軒のお店で僕はつかまってしまった。
なんでかって言うと、お店のお姉さんが綺麗だったんだよね〜。
で鼻の下伸ばした日本人はなんとなく買わなきゃいけないような感じになっちゃった訳。
どこの国に行っても美人には弱いわ>僕 
何を買おうか迷っている僕をよっぽど可愛らしく思ったのか、お姉さんはニコニコしながら大笑いしてる。
(良く分からん表現でごめんなさい) たぶん純情青年に見えんやろな。(まさしくその通り!)
結局ランチョンマットとスカーフみたいなモンを買って5ドル。
最後に折角だからってんでお姉さんの写真を撮らせてもらったら、なんと!、子供たちが一緒に入ってきた。あらら、お姉さんじゃなくてお母さんだったのね。
でもチャーミングなお母さんで御座いました。
カンボジアにて早速恋、散る(笑)

本日のもう一つの目的は、フランス人のイラストレーターが書いたカンボジアのイラスト入りTシャツを買うこと。昨日からもう、目付けてたんだよね。値段は25ドルと日本とほとんど変わらねえんだけど、だけど他の安っぽいのとは明らかに違うもんね。ハッピーギャラリーってお店。すごく素敵なので是非どうぞ。
まあ買うのは最終日にすることにして、隣のマッサージに行ってみることに。
ハッピーギャラリーの姉妹店らしいこのマッサージ、日本語の案内があるマッサージは一時間20ドルとか平気でかかるんだけど(それでも日本よりは遥かに安い) 普通に一時間6ドル。
実はマッサージなんてもの、整形外科医院のリハビリ以外で一度たりとも行ったことが無いあたくしで御座いまして、これがマッサージ初体験。疲れて汗だくの身体に触れさせて申し訳無いなんて思いながらマッサージしてもらったな。
こん時にやってもらったのは、チリって女の子で、(ホントはティリって発音するっぽいけど坂下千里子好きなのでチリで行きます)また面白かったんだわ。これ、日本語をクメール語を教えあいっこしながらマッサージやってもらったもん。それが楽しくってさ、どっちかって言うとマッサージより会話の方がすごい楽しかったなあ〜。しかしこの時覚えたクメール語はすっからかんに忘れてしまった。ごめんよチリ。
チリもとてもチャーミングなカンボジアの女の子でした。実は奥さんとかそういうのは不明。写真撮っといたら良かったな〜。 僕のことを覚えててくれるかどうかはわかんないけど、覚えててくれると嬉しいな。
チリもよく笑う女の子でした。やっぱり日本からやってきた純情青年が可愛らしかったらしい(くどいって?)
カンボジアの女の子はよく笑う。本当に明るく笑う。セインが真面目そうな青年だったのに比べるとなんか違うな〜。こういう出会いがあるからこそ旅は面白いのであり、また再びその土地に行きたくなるんです。

晩ご飯は昨日行ったスープドラゴンへ。
隣で見てて美味しそうだった鍋を頼む。ビールは相変わらず美味い。
今回の食事はあんまり辛い味付けじゃなかったんだけど、どうもこの時にでてきた緑の野菜がお腹に合わなかったらしく、この後、地獄のような旅が待ち受けていようとは、この時点でまだ僕は知らない・・・。
何はともあれ、カンボジアでの最後の夜はこうして終わったのだった。






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