CORKSCREW Diaries(米国編)
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2002年01月07日(月) 迷える子山羊と恋する乙女


あたしにとって大切な友のきみに贈ります

なぜ一人称が「あたし」かって?
それは彼女曰く、「僕はわたしの女ともだちみたいなもの」だからだって。
それを言ったら、「彼女は僕の男ともだち」なんだけど、ここは敢えて、一人称を「あたし」で統一しましょう。


あたしには親友がいます。
彼女はとても素敵なヤツです。
彼女は恋する乙女です。
あたしは迷える子山羊です。
彼女はB型。迷える乙女でB型。
あたしはA型。迷える子山羊。
彼女もあたしも、よく悩みます。

彼女は恋する乙女。
いつも恋してて、恋におくてなあたしはいつもうらやましく思ったりもします。
あたしは悩める子山羊。
いつも色んなものに押しつぶされそうになっては、そして自分の重みで更に潰れていったり。


だからあたしときみは互いに悩みを共有してる。
お互いに、人の痛みが必要以上に分かっちゃうんだよね。
人を傷つけたくないがために、自分が傷ついてしまってる。
そんなあたしたちは、よく似てる。
だから、ともだちをやってる。

たぶん、誰にも引き裂くことは出来ない。

だってあたしは、
絶対にきみを裏切らない。
そして、
きみは絶対にあたしを裏切らない。
それをお互い分かってる。
だから親友。
誰も越えられないぐらいの、ね。

そんなに仲良いなら付き合ったら?
なんて言う人もいるけど、それは違う。
だってね、これはあくまで、言ってしまえば同性同士の付き合いだから言えること。
男と女の関係だったら、こうは行かないもの。
絶対に、相手を受け入れられない部分って出てきて、それを許せなくなるから。
今はいいのさ、あたしらはお互いを尊重してる。
あたしはきみの恋人に同情したくなることも多々ある。
でも、それはね、ともだちだから許せること。
あたしの恋人だったら許さないことだって、あるだろうな。
でもあたしはきみのことを認めてる。
どんなに世間一般で非難されるようなことをしても、
あたしはきみがその陰でいっぱい苦しんでいるのを知っているから。
恋人が知らないようなことも知っているから。
だからあたしはきみを責めたりは決してしない。

あたしら未来永劫、ともだちよ。
85歳になっても来世で性が逆転しても。
来世はきみがホモセクシャルであたしがレズビアンであっても。
いつだってあたしはきみの味方です。
愛してるよ、心から。

いつまでたってもともだちでいるんだから。








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