やっとこさ　時間つくって　娘っちの勤めるアメ村の美容室へメッシュを入れに行った☆
　六月の髪色の相談も兼ねて…

席に座りメッシュも終わり掛けた　そこに「こんにちわ」と深みのある切れの良い声が響く　鏡に映る男性…

「この声って…舞台人？」とIshida感じた

「いらっしゃいマセ　こんにちわ」と弾むスタッフの声

・・・おおお鏡に映るあの頭のカットの感じ！？歌舞伎役者の方ではないかい？」…そう思った時　Miyukiがそっと…「キクノスケさんよ…菊チャン」とささやく・・・・菊チャン？？？ほ〜〜

「やっぱり　わかるよ」と云った時　Ishidaの隣の席にキクノスケさんが座った　　

げえぇ〜〜顔見てぇ〜〜〜しかし…オフの日だしプライベートだし…知らんふりしとこ〜〜♪

　で…Ishidaがメッシュ入れてる間に　我が娘っ子Miyukiが菊さまの方マッサージ・・・・・会話が自然に入ってくる…（耳ダンボの訳ではないが）

「お久しぶりです〜」から「肩凝ってませんね」「凝らないようにしてるからね（笑い）」…などとのどかな会話

Ishidaは何気に雑誌に目をやる

…そして　Ishidaシャンプー台へ・・・そこからが悪夢だ

☆ここからは…シャンプーされてるIshidaと洗ってるMiyukiをご想像下さいマセ☆

Miyuki「菊ちゃんと喋れへんの？」

Ishida「そんなん自分から行けへんよ！　オフの日に失礼やん」

Miyuki「顔も見てへんの！？…あ…芯ちゃん（先生の１歳チョイの息子チャン）と写真撮ってる　あ菊ちゃん　帰りはるわ・・・」

Ishida「残念　会いたかったな〜」…・この一言が悪夢への扉を開けた

Miyuki「じゃ　声かけてくるわ」　げええ〜〜いいて！！

Ishida「まって…こんなんであわれへん…美由紀！美由紀…」

　　ああ遠くで声が・・・

「お母さんキクノスケさんに逢いたいって言ってますぅ」

「え？何処にいらっしゃるの？」「シャンプー台に」・・・

　　　　　　　おいおいヤメテくれ〜〜〜〜（アセアセ）

Myuki心で慌てるIshidaのもとにやって来て

「キクノスケさん写真一緒に撮っていいよって」とIshidaのびしょびしょの頭にタオル巻いて起き上がらせる

「何でよ！こんなんで会えるわけない…（んん…会ってみたい気持ちも…）」

とMiyukiに呟く言葉もまるで無視！引きずるように連れていかれて…

Ishida必死でタオルで頭ふきふきしながら…・

来てしまった…キクノスケさまの前に…


「はじめまして…こんな姿で……いつも娘がお世話になってます」

頭下げるとビトビト滴が・・・なんでこんな目に合うねん

「母は芝居してるんですよ」・・・うううもっとちゃんとしてる時に言えよ！

「そうなの」…うう呆れられるぅ

先生が「ポスターがそこに貼ってあります」…へ？あ！見ると・・・

歌舞伎の公演ポスターの上に貼ってあるぅ〜〜〜げ！

「これね…そうなんだ」…うううひとり芝居のポスターを菊さま見てるぅ

「ほら　早く写真　撮ってもらって」

…いくら拭いても…ビジョビジョ…（美女美女で会いたかったデス）

　「あの…写真は…また今度…と言う事で…」

菊さま　そう言うIshidaをみて…

「そうですよね」とにっこり扉を開け店を去った…

　　　　　　　悪夢だ…他の客も居る…事に気がついた
　

「騒ぎすぎ〜」　おまえのせいだろ！！

「写真とれたのになぁ」　あんなんで撮れるわけないないだろ！！

「別に誰も気にしてないのに」　気にするわ！！こっちが！

「じゃ　シャンプー台にもどって」　え？？まだ途中だったの？？？

その後…の静寂は…なんとも言い知れぬ…はずかし…このバカやろ！！

「ねえ　三角公園でアイスクリームのイベントで女の子三人で写真撮ったらアイスクリームくれるんだって　それで優勝者にはパリ旅行だって
ねえ終わったら　撮りにいこ…一緒に」

「ん？女の子…だろ？」

「大丈夫！１８歳以上の女の子だから」…それって女の子？なん

って事で　なかなか上手くメッシュも入り　カッコよくブローもしてもらい…

それを見た先生

「いいですね良く似合いますよね…この姿で写真撮れたら良かったですよね」

　　　　　当り前だぁ〜〜〜忘れさせて〜〜〜〜悪夢を！！★

って事で　Myuと新人staffと３人で写真撮りに行った

「テレビ来るんですかね」
「来ないよ」
「雑誌に載るんですかね」
「載らないよ」
「じゃ　なんで撮るんですか？」
「アイスクリーム貰えるの」
「え？それだけなんですか？」
「優勝したら　パリ行けるの」
「ひゃ行きたいですね〜☆」

…と　MYUと新人さんの会話です…どちらがどっちかわかりますよね


　「チーム名は？」と聞かれ新人staffの子が『「ビューティーシスターズ」でいいんじゃないですかぁ〜〜』って事で三人カメラの前に立つ

そりゃ〜舞台人の我々「アイスクリームを仲良くおいしく食べる感じで」

　なんて言われて　カメラ向けられたらぁ…そりゃ〜やりますよ

「おお＝＝＝いいな」なんて言われたら…
益々　ポーズ＆笑顔決める我々でした

お疲れ様〜とアイスクリーム貰って…「これおやるよ」とMIYUに渡すと
「え？いいの」
「一人で食べながら帰る事なんか出来んでしょうが」

「あ！そうか　じゃ　ばいばい有難う」…と二人と別れたIshidaでした


　　　　はぁ〜〜疲れた…なんか濃いい一日だった★






　　　

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