映画らしい「映画」 - 2002年06月23日(日) 映画を見に行きました。 先週に引き続いて2本続けてのはしごです。 1本目は「トゥーランドット」。 えー、まず、プッチーニ、オペラ、トゥーランドット、のどれか一つにでも興味がなければ、観るのはお勧めしません。 確かに、舞台セットはすごいし、衣装はすごいし、音楽もすごいし、それはわかるんですが、肝心の「西洋と東洋の融合」というキャッチがどうも弱い・・・。 「西洋と東洋」の違い、を踏まえてから見る分には面白いのかもしれないのですが・・・。 タダ、映画の最後、すべての演奏を終えた瞬間、スクリーンの中の観客のように、思わず拍手を思想になりましたけれど。 そうです。音楽は、いいんです・・・。 すべてを「流れ」で捉えたドキュメンタリーになっているため、そのどれもが要素的に弱くて、「インパクトとなる」シーンが思い浮かびません・・・。 あまり、これを作る意味がなかったような・・・(それをいってしまえば終わりですが・・・) しかし、あの大人数を、いかにまとめるか、というような視点からは、面白いかもしれません。 2本目「Jazz Seen/カメラが聴いたジャズ」。 久々の、ヒットです。 映画の3分の1が写真を映しただけであるにも関わらず、最初から最後まで、引きずられるように見ました。 ウィリアム・クラクストンの被写体への愛情、写真への愛着、ジャズへの愛敬。 見終わった後に、思いがけず素敵な人に会ったような、そんな映画でした。 私は、ジャズにそれほど詳しいわけではありません。 写真にも、それほど造詣が深いわけでもありません。 けれど、それでも映画の中のクラクストンの写真も、ジャズも、私にはとても馴染み深いもののように思えました。 彼の写真と、ジャズの演奏シーン、彼の幼少の頃の回想シーンと、そして、彼について語る周囲の人のインタビュー。 分類してしまえば、それだけなのに、それだけのシーンを上手く配合して、きれいに並べ撮った、そんな映画でした。 ドキュメンタリーもので、必ずしも正統派の「映画」ではないのだと思いますが、久しぶりに他のどの映画よりも「映画」らしいものを見た気分になりました。 スケールでは、「トゥーランドット」の方が大きいのですが、鑑賞後の記憶に残るのは、断然「Jazz Seen」のほうです。 ああ、いい日だったなあ。 -
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