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帰ることのない人と、伝わることのない思い - 2002年03月13日(水)

もうすぐ、専門学校も終わりです。
長かったような、短かったような。
仲良くなった人たちもいたけれど、おそらくこの講座が終わってから会う人というのはほとんどいなくなるのでしょう。

仲良くなった一人の女の子は、ある保険会社の受付をしています。
ある日、一人のお客さんが自殺をしたのだそうです。
その人は前日に彼女が応対をしたお客さん。
何があったのか、そのお客さんが彼女のところにきたときにはすでに死ぬ覚悟をしていたのか、今となってはもうそれはわからないけれど。

「死ぬのがわかってて契約しに来るねんで、どんな気持ちなんやろ」
ショックを受けた彼女がいった言葉です。
その言葉が、私から離れません。

今いる自分が、明日にはもういない。
明日の自分は今日の自分を思うことはできないのだということです。

死ぬことを、勇気のあることだとか、それしか方法はなかったのだとか、いうことはできるのだけれど。
それでも、違う方法がなかったのかと悔やむのは、残された人たち。

いつも、どんなときも、私は君が好きだったのだと、伝えられなかった後悔と、これから一緒にいるはずだった時間を思う。

思っても、帰ることのない人と、伝わることのない思いだけが残されたまま。









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