諸星雪華の日記

2018年10月16日(火) 第二の人生

母が買い物先で偶然、以前同じ職場で働いていた人に会い、二人で喫茶店でお茶してきたと言った。
先日他界した父は出不精で、家にいることが多かった。それに加えて、母が外出することも快く思わなかった。母は父の顔色を窺い、早めに帰宅するよう努めていた。
今日のように、たまたま知り合いと会って、時間を気にせず喫茶店でお茶&お喋りに興じるなど、母にとっては何年ぶりのことなんだろうと思うと、涙が出そうになる。母はずっと耐えてきたから。
今日のことを話す母の顔がとても楽しそうだった。嬉しかった。

一方、葬儀が終わった後になって、父が他界したことを知った町内の人が、焼香に来てくれた。父が家庭菜園で育てた野菜をあげたりしていた人たちだそうだ。父がしてきたことが報われて良かったと、嬉しく思う。


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