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指輪物語関連ファイル

YUKI


2003年03月15日(土) ■
 『アモン・ヘンでフロドが指輪の幽鬼にあう』


このタイトルは、ジョン・ハウの画集「『指輪物語』の世界」の中の
一枚のイラストにつけられた文章のタイトルです。
イラストにタイトルはなく、この本が初出かもしれません。
カバーの裏表紙にも同じイラストが使われています。
アモンヘンの視る椅子のそばにいるフロドは剣をかざし
空中から翼竜に乗ったナズグルが襲いかかっている絵です。
ジョン・ハウの文章をそのまま引用してみます。

 物語では描かれていない場面。『指輪物語』第一項には、アモン・ヘンでフロドと魔王が遭遇する場面が書かれていた。後になって削られたが、そうこうしているうちに・・・・。この絵には、しわくちゃになった良心の呵責がつきまとう。本筋からそれたイメージで絵を描くということ、「・・・だったらどうなる?」というパンドラの箱を開けることーは、安直にすべきではない。
 捨てられた砦の高台がはるか先までのび、「視る椅子」はその巨大なデザインのほんの一点にすぎない。デザインをする過程で、アモン・ヘンからアモン・ラウへとさまよいでたい気持ちにかられた。実際のところ、相当あらがいがたい誘惑だった。
(ジョン・ハウ 画集「『指輪物語』の世界」135ページ)


いろんな意味でおもしろい文章だと思います。
プロのイラストレーターは、原作に忠実でなければいけないのかしら、
少なくともジョン・ハウのポリシーはかなり生真面目だということ。
それにもかかわらず、書きたいという誘惑に勝てないということ。
描かれたフロドと魔王がとても見事である事。
その絵が、PJの『二つの塔』のオスギリアスの場面を髣髴とさせること。
あの場面を見て、ジョン・ハウはどんなふうに思っているのかな?
セットを作るのに彼もかかわったのかな?

PJ自身があのシーンについて語っている文章がはいねさんのHPで紹介されています。

LotR Spoiler News
http://www.hiphop.ne.jp/~heine/
2003/03/08 Sat PJオスギリアスのシーンを語る(CINEFEXの��92)

 We adapted that scene from a moment in the novel when Frodo goes into a strange trance and sees the Nazgul Witch King on his way into Mordor.
By bringing that into Osgiliath,which is a setting Tolkien refers to be obliquely in his novel,
we formed a climax for Frodo with Faramir.
So we were mucking around with the book a little there,
using Tolkien's material in a slightly different way.


なんとなく通じるものがあると思うのは、私の考えすぎかしら?