角川書店から出ている公式ガイドブック。 2000円という値段の割には本がしっかりしているし、 紙質も良いし、写真や文章も多いような気がする。 俳優のインタビューは公式サイトや、インタビューで既に見た内容であることが多いけど 美術や小道具大道具、セットや特殊効果に関する記述がおもしろかった。 大きい人と小さい人の大きさの違いを、自然に表現するために どんなに苦労しているか、というようなことも書かれている。 ロングの撮影の時、ホビットは子供が演じているのかと思っていたけれど 実は俳優のマスクをつけた小さい人たちが演じているのだそうだ。 ビルボの家などは、ホビット用のサイズと、大きい人用のサイズの 二種類のセットが用意されている・・・とか。 剣や鎧や兜は、鍛冶屋さんがまずプロトタイプを作り それをもとに合成樹脂でたくさん作って彩色しているそうだ。 画面には映らないけれど、細部の作りこみが存在していることが 映画の中の世界を現実のものにするという考え方とのこと。
いつもはこの手の本は買わないんだけれど、熱が嵩じて買ってしまった。 公式本は、自画自賛的記事になりがちなところが、おもしろくないんだけれど この本はそうでもないかな?批判的な視点を入れていないところがちょっともの足りないけれど。
本屋に行ったら、「月間フラワーズ」の6月号(創刊号)が出ていたので一緒に買った。 プチフラワーと別コミが合体して、主な連載が継続して載っている雑誌。 これまでのあらすじがわかるように、別冊ふろくに主な連載のダイジェストが載っている。 雑誌を買うという習慣がなくなってしまったので、ついつい買ってきたけれど 読み終わった本誌をもてあます感じ。 ビックネームが揃っているとはいえ、雑誌としての活力が出てくるのはこれからか? 来月号にはスクリーンセイバー入りCD−ROMが付録につくそうな。
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