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10 minutes:底抜けブラッター&ハマム〜中央アジア漫遊記 - 2004年11月04日(木)

さて、BBSでも書いたんですが、FIFAゴールプロジェクト
の一環かなんかで、FIFA会長のブラッター氏と、われらが
AFC会長のビン・ハマム氏が、中央アジア周遊に出たとのこと。


レポートを読んでると


 トルクメニスタンに行ったら、トルクメニスタンサッカー協会
 会長が、刑務所に入れられていた


という箇所があってビビリますが(笑)、ビデオがかなり興味深いです。
(上のリンク先ページ下方の、Visited Countries各欄にある
 "Watch Video"をクリック)


 あー、キルギスってモンゴロイド多いなー
  
とか

 トルクメンって、北朝鮮みたいな指導者の像があるんだな、

とか

 ブラッター氏よりもハマム氏の方が、植林のスキルは高いなー

とか。

 
まー色々見ごたえあるのですが、ビデオだけを観るとこの2人は

 入国
  ↓
 FA訪問
  ↓
 現地のガキと会う
  ↓
 飯を食う
  ↓
 民俗舞踊を見る
  ↓
 時々民俗衣装を着る(コスプレ)
  ↓
 出国


ということを繰り返しやっているだけで、一体何をしにいったのか
全然わからない、2人とって逆効果なPRビデオとなっています(笑)


しかし、これを見てふと思ったのが、


 「女性が踊るのを見て喜ぶ感覚」


というのが、つくづくウラヤマシイ感覚だよなー、つーことで
あります。



僕は昔から、アラビアン・ナイトの挿絵とか、北朝鮮の喜び組とか
の映像を見るたびに「一体これは、どう面白いんだろうか」と
思っておりました。


僕らの世代(70年代以降生まれ)が”踊りを観る”と言う感覚は、
どうしてもその文化的見地や、美学や芸術学、あるいはアスリート
という観点で見てしまうのが多いと思います。

もーちょっと砕いていうと、ダンスを「ディスカバリー
チャンネル」的に観てしまう、という感じでしょう。

たとえば

 「うーむ、やはりウズベクの踊りはアラビア圏の影響が…」
 「流れるように、そして重力を感じさせない動き…」

みたいに。

僕の知り合いで、ベリーダンスのダンサーが居るのでありますが、
一度ステージを観にいったときは、まさにそーいう目でしか
僕は観られなかったわけです。



しかし!


共通の知り合いの結婚式の余興で彼女が踊ったんですが、
もう新郎・新婦の会社の上司のオッサンたちが異常に
コーフンしまくりでして、


「これはイイよ!」


と、本気に楽しそうにしておったのです。


 うーむ、、、楽しみ方が俺と全然違うが、オッサンたち
 のほうが、エンターテイメントとして楽しんでいるでは
 ないかッッ!


 だのに…何故…俺はこういう楽しみ方を知らないんだッ!

 くそッ!!

 
…そのとき、つくづく彼らオッサンの楽しみっぷりを相当
ウラヤマしく思ったわけですが、今回のビデオを観て、
それを思い出させてもらったわけです。



サッカー観戦も同じで、まずはチャンスのときのタマンねぇ
気持ちとかゴールに吸い込まれるボールの気持ちよさとか、、
そーいうことがまずあっての、サポーター論とか戦術論とか
選手への注目とかだよなー。

とか考えさせられるわけで…



…ハッ!!


彼らのビデオの狙いは、

「本来の楽しさを思いだせよ、君ら」

だったような気がしてきたぞ。



おう、俺はメッセージ受け取ったぜ、ハマム&ブラッター!

次も活躍を期待しているぜ

サッカー界のスタスキー&ハッチ!


...



 

 

 

 

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