unsteady diary
riko



 ぽきんと折れてしまいたい

衝突、という言葉で括るにはあまりに生易しい一方的な「退職宣言」から、
数週間会社に来ず、上司との面談では、欠片も自分が悪いとは思わないで「嫌がらせをされている」「いわれのない差別を受けている」「上下関係が酷くて、下っ端だから馬鹿にされている」「自分が会社を辞めなければいけないのは不当だと思うから、他の支社へ異動させろ」などという、それこそ”いわれのない”言いがかりをつけられていたのだけれども。
さて。
こんな酷い嫌がらせを受けてこんな場所では働けないと吐き捨てたその口から、あのひとは「戻る」と言ったらしい。


笑うしかないね。
こっちがもうおかしくなりそう。


先日体調が悪いっていう日記を書いた傍から、悪友から「とっとと病院に行け」というメールが来たのだけど、とりあえずしばらく耐えて落ち着いたので、そのまま彼女が辞めるなら目が回る忙しさではあるけれども、それなりに収束するのだろうと思っていた。
そんな矢先の復帰宣言。


そういえば、数ヶ月生理が止まっているのだが。
気づいたところで、極度のストレスが原因だろうって察するところで、どうしようもない。
これ以上どう耐えろと言うのだろう。

それでも、耐えろというのだ。
あのひとが辞めるといった言葉を覆したことについて、会社は何も出来ないのだというから、こちらが会社を辞めたくなければ、どこまでもどこまでも限界を探りながら耐え難い状況を耐えるしかないのだ。
「四の五の言わず、与えられた戦力でやるしかない」そう諭されて、それはもう120%正論なのだけれども、息も絶え絶えな心にとどめを刺された気分だった。私と後輩さんの必死の訴えを「四の五の」だというその感覚に、絶望した。



風船みたいに膨らんで、ぷちんと弾けてしまえたらいい。
限界までたわんで、ぽきんと折れてしまいたい。
いっそおかしくなって、何も考えずに済めばいい。
氷みたいにつめたくなって、鉛のように鈍くなればいい。
吐き気がしそうな嫌悪を、あっさりと忘れてしまえたらいい。
ただの喧嘩だとへらへらと笑う分らず屋の男どもにも腹が立たないくらいに、
ただ自分が苦しくないよう、
凪いでいたいのに。

2007年06月26日(火)
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