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■ それがあなたのいいところ
最近、ひらがなが好きなの。 気がつくとひらがなのまま文章にしてる。 わたしの話しことばに近いから、というのもあるかな。 つたない、もどかしい、でも伝えようとしてる。 そういうの、ひらがなのほうが伝わる気がする。
読みやすい文章ってあるよね。 正しい文法の文章ってやつも。 そうでなくちゃいけないと思ってたときがあった。
ひらがながいっぱいあるのは 漢字の書けないひとの文章みたいだと思ってた。 子供っぽくてかっこわるいと思ってた。 一生懸命背伸びして 漢字たくさんの熟語ばっかり使ってた。 「警鐘」だなんてことば、中1が使うなんて気持ちの悪さ。 おとなの好む文章だったからか、 まわりからはそれなりに気に入られていた。
だけどそれはわたしの話しことばじゃなくて 感じるままのことばでもなかった。 フィルターをとおして おとなっぽく直したことばだった。
文章の上手いひとだと思われたいとか、 頭悪そうと思われたくないとか。 そんな枷が外れはじめて。 気がついたらこうなっていた。
だってね。 気づいたの。 文章が上手いねって誉められるより、 読んでこんなこと感じたよ、って言われるほうが ずっと嬉しいんだってこと。
それにしても、うちの日記の文章、たいがい読みにくいと思うわ。(苦笑)
∇その2
母が、あるゴシップ好きで有名な人から、 私の中学の同級生たちの近況を仕入れてきた。
高校の先生と結婚した女の子。 大学休学して子供を産んだばかりの子。 ざっと私が知っているだけで5人の名が。 ちなみに、私が覚えている同級生の数なんて、ほんとーに少ないので。 そのなかのかなりの数が結婚してる計算になる。 確率的にはすごいわよね。
21か22歳になったばかりで。 すでにパートナーや子供がいて 責任もって社会人やってるということが、 自分のことで精一杯な私からすれば、 ひたすらすごいなあって思う。
そのひとたちは、 自分が「女」だってこととか、 自分がひとりの命を育てるっていうことだとか、 ひっかかることはなかったんだろうか。 ひとりのひととこれからの人生をずっとふたりで過ごしてゆくことは 怖くなかったのかな。
こんなふうに悩んだりする歪んだ自分は嫌いじゃないけど、 もしこんなんじゃなかったら、 別の人生を歩いていたのかなって、すこしだけ思う。 「女の幸せ」っていうものに疑問を持たないければ、 それは壊れない幸せのままで続くのかもしれない。
2001年09月14日(金)
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