unsteady diary
riko



 ドラマ


ラジオをチューニングしていて、偶然よく知る役者さんの声が飛び込んできた。
15分一話完結で、さまざまな職業の男たちの織り成すドラマ
「BALLAD」の放送だったらしい。

今回の話は、日本を敵にまわして野望を達成しようとしてる政治家と
彼を心配してやまない、ちょっと生意気な秘書のやりとり。
もちろん、純粋な友情と敬愛という関係。(笑)
艶のある演技をされる役者さんたちだったので、
気障な台詞もはまっていて、耳に心地良かった。
話自体は、どこにでも転がっていそうだけども、
15分に収めなければならず、役者も2人きりという制限のなかで、
どこまで雰囲気のあるストーリーを創りあげるか、
これからに期待。

このBALLAD、さまざまな職業をもってる男性に焦点を当てるっていうところが、
なんとも私のツボだったりする。
ちなみに、先週は製薬会社の社員二人の話だったらしい。
キャスト的にも、聴きたかったなあ。


NHKの青春アドベンチャー(だったっけ?)というラジオドラマも、昔よく聴いてた。
視覚に頼らないぶん、するりと世界に溶け込めるのが快感だった。
短い時間なのに、それすら忘れるほどだった。
どこで切られるのか、先読みする余裕なんてなかった。

今は1時間枠のテレビドラマに慣れているけれど、
間延びしてる印象を抱くことがある。
ほんとうに1時間という枠を占領するだけのお話が詰まってるのかな、って。
1クール12回という枠に加え、扱うドラマの起承転結のボリュームにもある程度枠があって、そこから逆算して、適当に1回分を切ってるという感じがするの。
だからたぶん、そのあざとさが透けてしまうんだと思う。
あれもこれも伝えたいという必死さが、あまり感じられない。

枠を越えること、または、枠を受け手に感じさせないことって難しいね。


2001年07月09日(月)
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