unsteady diary
riko



 傷つけてしまった

ともかく気が抜けた炭酸水みたいにならないようにしよう。
スタートラインに立たせてもらえた、それだけ。
マリッジブルーみたいに、不完全燃焼の燻りが不安や憂鬱に変わる気配があるけれど、そもそも一般職と決めたのは自分。
そのなかでなら、もっとも納得できる結果のはず。

ぼけーっとしていたらそのまま受け入れられてしまったから、
頑張った結果もぎ取ったという実感がないんだろうなあ。
でもいっぱいいっぱい頑張った面接で、大丈夫だと思ったら落とされたんだし。
自然体でもいいよ、と言われたようなものだと思えば、
それでいいんだろう、たぶん。


その2


まだ決まっていない友人と話していた。
私が数日前に落ちたところを彼女も受けていて、
彼女は電話がなくても期間のあいだ期待してるつもりでいて、
でも私は翌日に電話がないと落ちたに近いことをあらかじめ聞いていて、
だから自分も電話がなくて落ち込んだことを話してしまった。
それが、傷つけてしまった。

タイミング悪い。
墓穴掘り。
自分自身がとても余裕がなくて気が立ってて、内定者の言葉に傷ついたりもしていたくせに、なんで思いやれないんだろう。

思いっきり自己嫌悪。
私がそれからどんなに謝っても、落ち込んでも、
彼女の気持ちをより一層傷つけるだけで。
元気をなくさせてしまうばかりで。

私はただ、彼女がこれから受けるところで情報提供ができればと思っただけだったのだけど、情報なんて、人を傷つけるだけのこともあるんだ……。
真意なんて関係ない。
現実に私のしたことは、彼女を泣かせるだけだった。


2001年05月31日(木)
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