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「RotK」感想 その2
2004年02月28日(土)

相変わらず「ロード・オブ・ザ・リング」に
ハマり続ける日々が続いています。

これで4回見たことになるけれど
もっと見たい…。

ところで映画を見ていて
ずっと腑に落ちなかった
台詞の意味が、
先程とあるサイトを読んでいて
やっと分かりました。
余りにも感激したので書いておきます。

王の血を引くさすらい人・アラゴルンは
冥王を倒した剣アンドゥリルを手に取り
ついに自分の運命を受け入れ
王になって敵を倒す決意をします。

それまでずっと
アラゴルンは自らの王の血筋を恐れていました。
なぜなら、アラゴルンの祖先である
イシルドゥアは、一度は冥王を倒したものの
手にしたひとつの指輪の魔力に魅入られ
自滅したからです。
権力の怖さ、人間の弱さを
痛感しているアラゴルンだからこそ
王になることを躊躇しているのですね。

しかし、裂け谷のエルロンドが
イシルドゥアの折れたる剣を鍛え直し
アラゴルンの前に差し出します。
サッと剣を抜くアラゴルン
新しい王の誕生の瞬間です。

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Elrond: Andúril - Flame of the West. Forged from the shards of Narsil.
エルロンド「アンドゥリル―――"西方の炎"という意味だ。
    ナルシルの剣を鍛え直した」

Aragorn: Sauron will not have forgotten the Sword of Elendil.
The Blade that was broken shall return to Minas Tirith.
アラゴルン「サウロンはその剣を忘れようにも忘れられまい。
     折れたる剣がミナス・ティリスに還る」

Elrond: The one who can wield the power of this sword, can summon to him an army more deadly than any that walks this earth.
Put aside the Ranger. Become who you were born to be. Take the Dimholt road.
―――――Ónen i-Estel Edain.
エルロンド「この剣を使いこなす者は、地上最強の軍勢を招集できるのだ。
   死者の道を行け。さすらい人の姿を捨て、定められた者になれ。
   ―――――"わたしは人間に望み(エステル)を与えた"」
Aragorn: Ú-chebin Estel anim.
アラゴルン「"わたしは自分に何の望みも持っていません"」

(以上 訳はいい加減…)

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この最後のアラゴルンのエルフ語
「Ú-chebin Estel anim.」がポイントなのですが
この場面の盛り上がりに適していないように思いませんか。
…アラゴルン、やっと前向きに人生考えはじめたなと思ったら
「自分には望みを持っていない」なんて。
やっぱりイヤイヤ王になるんですか?と問いたくなります(^^;)。

でも今日サイト巡りをしていて
この台詞はアラゴルンの母親ギルラインが
最期にアラゴルンに残した遺言なのだと書いてありました。
この場面で語られるエルフ語は
アラゴルンの気持ちではなくて引用文だったんです。

「指輪物語・追補編」によると
ギルラインは自分の余命が少ないことを悟り
息子アラゴルンにこう言います。
「わたしは人間に望み(エステル)を与えました。
 そしてわたしは自分に何の望みも持っていません」
エステルはエルフ語で「望み」という意味ですが
同時に裂け谷でのアラゴルンの呼び名でした。
「自分はもう死ぬけれど、
 中つ国にお前という希望を残しました」
と、いう遺言を残して亡くなったのですね。
希望とは、勿論アラゴルンがいつか
中つ国を平和に導く王になるという
意味がこめられているのでしょう。
というわけで、映画のこの場面で
ギルラインの遺言を繰り返すことで
母の想いを再確認し、それが今こそ
成就されようとしているということを
象徴しているわけなのです。

あ〜〜〜すっきりした。
これが分かって本当にすっきりしました。
でも、例え追補編を読んでいても
この台詞を聞いて即座にギルラインを
思い出せる人はきっとよっぽどのマニアだと思います。
すごい凝っている、この映画!
でも、そういう凝り方にすぐ気づくような人は
逆にこの映画は物足りないのだろうな…。



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