先日、久々の絵茶で、萌え絵に遭遇。 YコさんとSイコさんの素敵コラボ(バトさんの背中にぺそっと寄り添うトグ)をみながら、Yコさんからいただいたお題「体温」で短文をしたためる。 が、なんだか恥ずかしいので、そ知らぬ顔で絵茶を続け、出来たと宣言せぬまま今に至る(笑) ですが、せっかく書いたので、ここにアップ。
恐ろしいほどに短文・・・。 久々の更新がこんなに短くていいものか、どうか。 悩むところ(笑)
S/A/Cで書くと、どこかしら甘いものが潜んでいて、書いてて照れるものですネ。 ウフ腐。 ←腐った
「どうした?」 問いかける男の声を聞きながら、トグサはそっと目の前に晒された背に頬を摺り寄せた。 ほどけてしまっている髪が微かに触れてくすぐったい。 「・・・別に」 素っ気なく、それに答えて目を閉じた。 こうして、ほのかな男の体温を感じることにトグサはいつも少しだけ、笑いたくなる。 イカツイ義体、強面の男は存外、繊細で心優しい。 義体の精度を上げる為に低く設定してるはずの体温を、トグサに触れる時だけは、高く設定しなおすのだ。 その不器用な優しさに、トグサはいつもこそばゆい思いをするのだが、嬉しくもあった。 「旦那」 「んー」 「あったかいなあ、あんたは」 「・・・はぁ?そりゃ、お前のほうだろ」 呆れたような男のその声に、トグサは今度は声を出して笑った。
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