6匹目の兎<日進月歩でゴー!!>*R-15*

2008年03月12日(水)   仄かな温もり 

先日、久々の絵茶で、萌え絵に遭遇。
YコさんとSイコさんの素敵コラボ(バトさんの背中にぺそっと寄り添うトグ)をみながら、Yコさんからいただいたお題「体温」で短文をしたためる。
が、なんだか恥ずかしいので、そ知らぬ顔で絵茶を続け、出来たと宣言せぬまま今に至る(笑)
ですが、せっかく書いたので、ここにアップ。

恐ろしいほどに短文・・・。
久々の更新がこんなに短くていいものか、どうか。
悩むところ(笑)

S/A/Cで書くと、どこかしら甘いものが潜んでいて、書いてて照れるものですネ。
ウフ腐。 ←腐った















































「どうした?」
問いかける男の声を聞きながら、トグサはそっと目の前に晒された背に頬を摺り寄せた。
ほどけてしまっている髪が微かに触れてくすぐったい。
「・・・別に」
素っ気なく、それに答えて目を閉じた。
こうして、ほのかな男の体温を感じることにトグサはいつも少しだけ、笑いたくなる。
イカツイ義体、強面の男は存外、繊細で心優しい。
義体の精度を上げる為に低く設定してるはずの体温を、トグサに触れる時だけは、高く設定しなおすのだ。
その不器用な優しさに、トグサはいつもこそばゆい思いをするのだが、嬉しくもあった。
「旦那」
「んー」
「あったかいなあ、あんたは」
「・・・はぁ?そりゃ、お前のほうだろ」
呆れたような男のその声に、トグサは今度は声を出して笑った。












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武藤なむ