| 2005年07月14日(木) |
互いを繋ぐ、それは、儚い蜘蛛の糸のよう |
書いてるうちに。 犬扇子ベースになった。 そして、ものっそ、暗い感じに仕上がった。
あれ?(首を傾げる)
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ここまでダークな話。 初めて書いた気がします。 今、自分も。 この話に引っ張られて、ダークです・・・orz
書いていて。 心を抉られるように感じたのは。 自分にも、覚えのある感情だからでしょうか。 心の奥深くに隠してあるものを覗き込んでしまった、そんな感じ。
かもしれない。 なーんつって。
ね?(笑)
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何かを追うように流れる視線。 見えざる者を視る義眼。 過去があるだけの義体。
この男は。 決して。 現在に佇む自分を見はしない。
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視線の先。 義眼の男の背中がある。 それを俯き加減の視野にいれながら、歩く。
こんな時。 そう、こんな時。 堪らなく、荒んだ感情が咽喉を詰まらせるのだ。
不意に現れる心の中の真っ黒な部分。 深く薄暗い井戸を想起させる、その闇。 それを覗き込んでしまった自分。
そこに沈んでいたモノに、戦慄を覚えた。 いいトシをした男が。 まるで子供の独占欲で。 我が儘に、相手の総てを欲しいと。 心の奥底で叫んでいる。
気付かなければ、よかった。 暗い闇を覗き込んでしまった自分を悔いた。 実際、自分と違う、他人の総てを手に入れることなんて不可能だというのに。 自分がそれを望むのは、罪でさえあるというのに。 それを半ば、本気で求めている自分がいた。
そして、何よりも恐ろしいのは。
この心が消えない。 耳を塞いでも。 目を閉じても。 口を噤んでも。 そう。 どんなに見ない振りをしても。 無いものと思っても。 消えない。
消えないのだ。
判っているのに。 そんなことを望むのは、間違っていると。 自分と相手の間にある繋がりは、ほんとに細い蜘蛛の糸のようなものだと。 儚いものだと。 そう、判っているのに。
ああ。 泣いている。 吹き荒れる嵐のように。 自分の中の子供が。
ゴーストが、叫び続けている。
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あんたにはあのひとがいて。 おれというそんざいは。 あんたがもとめているものとはけっていてきにちがっている。 だから、だめ。 だめなんだ。
わかっている。 それなのに。 このきもちはきえてくれない。 いつまでも、いつまでも。 いつまでも、こころのそこにのこって。 きえてはくれない。
なきわめくこどものようにごーすとがさけぶ。
こっちをみてくれ。 あんたのことばをきかせてくれ。 すこしでいい、こころにふれさせて。
これをつたえれば、らくになるか? けど、つたえるすべをもたない。 いや、もってはいるが、つたえることをためらう。
臆病。
そうさ。 おくびょうになって。 ずるがしこく。 そうやって、じぶんをまもるしかない。
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どうしたら、前のような関係に戻れる? なんの躊躇いも、戸惑いも持たず。 あるがままの感情で、傍にいることが出来たあの頃に。 あの時の関係に? どうしたら? どうしたら、この、ゴーストの嘆きは消える?
そんな方法、ありはしない。 判っている。
だから。 ただ、あんたを見ている。 言葉なく、触れ合うこともせず。 ただ。 あんたの背中を。
何もかもを拒絶する背中を。
その背から伸びる蜘蛛の糸が。 切れない距離を保って。
泣き叫ぶ子供のゴーストを抱き締めながら。
END
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