花見って好きじゃない。桜の花は好きだし、舞い散る花びらは美しい。でもあの、境界線ない宴会状態は耐えられない。その昔の記憶と、地面に落ちた花びらの視覚的な記憶が混ざり、僕は花見嫌いになっていたようだ。酒飲むのも好きだし、宴会も嫌いじゃない。でもそこに異質のものが混入するのは許せない。人間力が小さいからだと思うけど。でも、今日の花見は楽しかった。いや、楽しいっていうか、よかった。缶ビール片手に桜の下で、のんびり語らう。場所と時間を選べば花見もいいもんだ、と思えた。