蹴文修記

2004年12月15日(水) あれやこれや

いいニュースって最近聞かないなぁ。
古館くんじゃないけど、癒されるニュースは天気予報だけだ。

それはさておき、この1ヵ月もいろいろなことがありました。
超多忙だった仕事は山を越し、やっと普通の生活時間が戻った。
(普通に寝ると眠いね、仕事中・・・)
Jリーグの後期も終わり、チャンピオンシップも入替戦も
つつがなく終了し、Jアウォーズも決まった。

天皇杯では川崎が鹿島髭さんのヤケクソ采配に叩きのめされ、
(これは1年に1回くらい大当たりするんだよね)
僕の秘密兵器だった大黒くん(去年までね、今年は有名に
なっちゃったから・・・)は1試合で5点も取るし、
(ちなみに、今のわしの隠し球はマグノアウベス(笑)
今年もJにいることになれば、爆発するでしょう)
今日は今日で草津が横浜FMに勝ったりするし・・・。

トヨタカップが終わりました。

長い歴史とまでは呼べない25回の開催だったけれど、
広い意味での日本のサッカー界に与えた功績は計りしれないよね。
海外のサッカーなんてテレビでも観ることができなかった時代、
年に1度の世界のトップクラブの対戦は、夢のようだったでしょう。
(ちなみに地元ではダイヤモンドサッカーなかったもんね)

振り返ってみれば、第1回大会は81年だから僕が16歳の時。
そしてそれは僕がサッカーから遠ざかる少し前の出来事。
考えてみれば、小学校4年から始めて高校1年あたりで止めたから、
実質7年くらいしか子どものころはやってなかったんだな。
それが歳も取って再開してからもう5年近くなる。変な感覚だなぁ。

だから、僕はトヨタカップが日本に来たころ、隆盛だったころ、
サッカーファンが週に1度、海外の試合を食い入るように観ていた
ことは知らない。ここあたりは話を聞いていて、口惜しい気がする。
このころの思い出はないからね。古い選手はさっぱり知らない。

サッカー熱が再燃したときには、ケーブルテレビで毎週見切れない
ほど放送があって、関係する雑誌は山ほどあり、ネットの世界では
情報が溢れていた。これが僕の環境。
でも今、僕がもっているサッカーに対する情熱は、たいがいの人に
は負けない。なぜか周りには僕がどんなに頑張っても太刀打ちでき
ないサッカー好きが多いけど・・・。

そのトヨタカップ最終戦、横浜国際競技場に僕はいた。

ゴール裏2階、眺めはいいけど、隣のコロンビア人たちが騒ぎだし、
ちゃんと試合を観たい僕の神経を逆なでする。最後には言い合いに
なってしまったけどさ・・・。

まあ、それはいいとして、試合の方はさっぱり盛り上がりに欠けた
ものだった。新聞とか試合を観に行っていない報道は、「最後の
トヨタカップにふさわしい熱戦、最後まで決着つかず」だとか
言うけれど、まあ、試合観てないのでそれは仕方ない、いつものこと。

反面、ネット上では、「歴史に残る面白くない試合だ」とか、
「トヨタカップは終わってよかった」などと言ってる。
これもまた、一般大衆に対して反論を述べることを意義としている
自称評論家@ネットだから、これはこれでいいんだろう。
読みたくない論評は見なくてよいのがネットの世界。

しかしまあ、その本質について語られているメディアがさっぱり
なのはちょいと寂しい。僕が見つけられないだけで、いやこの人は
しっかり観ているよ、考えているよというのはあるのかもしれないけど。

だいたい、トヨタカップの時期(シーズンが終わって半年経った
チーム同士の対戦)に、この日本(欧州からははるかに遠く、
南米チームにとっちゃすごく寒い)で、世界一を争って戦えという
のだから、クラブ・選手にとって過酷な一戦であることは間違いない。

それでも、かつての名門チームは、名監督は、名選手は、いかなる
悪条件のもとでも最高のプレーを見せてくれただろうし、ピッチに
立って一生懸命プレーをしない選手なんていない。自分とチームの
名誉のために戦ってくれているはず。

しかしながら最後の戦いとなったオンセカルダス×ポルトは、
誰の目にとっても凡戦となってしまった。

要因はいくらでもある。オンセカルダスはコパを制したことで
その力すべてを吐き出したほどの小さなクラブで、日本に来て
まで本領を発揮できるようなビッグクラブではなかったこと。
(J2のチームが勢いで天皇杯を制して、アジアに出てボロボロ
になってしまうかのような、いやもっと落差は大きい)

そしてポルトは、CLを制した監督はもとより、主力選手のほとんど
を売却(そのかなりの部分を買ったのはチェルシーなんですが・・・)。
新戦力が台頭しリーグでも上位に残ってはいるが、まだ海外クラブ
と真剣勝負が出来るほど成熟はしていなかった。

要は両クラブとも、現時点では欧州・南米のトップクラブではない
ってこと。そしてこれは、トヨタカップが抱えていた大きな悩み
でもあった。クラブ間の移籍が数年前から更に加速され、一部の
ビッグクラブがよい選手を多く集める。ビッグクラブがタイトルを
取れなかった翌シーズンは、その動きが更に加速される。

今回の両クラブには、条件が悪かろうが体力的にきつかろうが、
記憶に残るようなプレーをできる選手がいなかったのだ。

これは今回の大会、トヨタカップだけの問題ではなく、世界のどの
リーグ・クラブも抱えている、大きな問題なのだ。
個人競技ではないサッカーの、コンビネーション熟成には年月が
必要なもの。そして最近のサッカーでは個人技だけがもてはやされる。
熟成されたチームプレーよりも、阿吽の呼吸で2〜3人のトップ
プレーヤーだけが魅せられるプレーができ、賞賛される。

同じクラブで同じ顔ぶれではファンは喜ばず、常に新しい刺激を
求め、チームが完成する前に監督は交代させられ、どんどん一部の
金持ちクラブに選手は集まっていく。

シーズンが終わって半年経過して、同じ魅力を感じるクラブなんて
ないのだ。

来年からは世界クラブ選手権なんてものが開催されるとのこと。
これ以上、トップクラブの試合を増やして、魅力ある試合をファンに
見せられると思っているのだろうか?

それはさておき、トヨタカップが日本に残した功績は偉大なものだ。

いつでも世界のトップレベルの試合がテレビで観れるようになった
ここ数年、その存在意義は薄れてきたけれど、欧州と南米でトップを
取ったもの同士の対戦がつまらないわけがない。
世界一のプレーヤーが日本で試合をしてくれる。それだけで観る
価値があったというものだ。その恩恵に預かれなかった僕は、かなり
悔しい思いをしながら、ここ数年のトヨタカップを観ていたのだけど。

これからはどうなっていくのだろう?

世界クラブ選手権は、おそらく何年かで頓挫してしまうだろう。

欧州・南米トップチームの試合は、テレビで観るしか方法がなくなって
しまうのだろうか。それはちと寂しい。シーズンオフの親善試合なんて
観ても、意味ないのは明らかだし。

どうせなら、今でも世界的な経済大国である日本。あるところには
お金はあるようだから、勝手に選手権でも作ってしまえばどうだろう。
このクラブは、タイトルから遠ざかっているけど、すごく完成された
チームだ、とか、このチームは優勝できなかったけど、得点は一番
多かったチームを集めてみる、とか、またその逆とか・・・。

でもほんの一部のビッグネームが来ないと、チケットも売れない
んだろうなぁ。いつでもどこでもサッカーやってれば観に行ってしまう
人口って、まだ少ないものね。食費削って観戦費用出す人も、あんまり
いないんだろうなぁ・・・。
あ、コアサポーターでこんな人はいるけど、あくまでも普通の観戦好き
としてね。。。うちはそうなんだが。。。


相変わらずまとまりのない文章だ。最後まで読んだ人、お疲れさま。
また気が乗ったら書くから、あきらめないでね(なにを?)



 < 過去  INDEX  未来 >


しゅう [HOMEPAGE]

My追加