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■ 大地の王の再来(下)ルーンロード�機織妊ぅ凜�ッド・ファーランド

『大地の王の再来(下)ルーンロード�機�/デイヴィッド・ファーランド (著), 笠井 道子 (翻訳)
単行本: 395 p ; サイズ(cm): 22
出版社: 角川書店 ; ISBN: 4829175826 ; 1〔下〕 巻 (2005/03/29)
出版社 / 著者からの内容紹介
〈大地の王〉に選ばれた王子が世界を救う……!!
伝説の〈大地の王〉となったグボーン王子は、大王アーテンの魔の手よりからくも脱出した。しかし大王の軍勢は、父オーデン王の持つロングモット要塞に迫っていた……! ハリウッドにて映画化も進行中。

カバーより
人類共通の敵である<地底の怪物>(リーヴァー)が地上の各地でその姿をあらわしはじめた。大王アーテンは<地底の怪物>と戦うため、すべての人類を自らの傘下におさめ、<統合者>となる野望に燃えていたのだ。一方、4万本の<変成棒>(フォーシブル)を手にいえたオーデン王は大王アーテンと台頭に戦うために自らの生命を縮める<蛇の環>(サーペント・リング)を造る決断をする─。

迎撃の準備を進めるロングモット要塞に大王軍が迫る!!果たしてこの戦いの結末は!?グボーンは父王と大王アーテンの一騎打ちに駆けつけることができるのか!?来る暗黒の時代に人類の種を守るため、今、新たな<大地の王>が誕生する!!

超人となった戦士たちが繰り広げる白熱のバトル。さらに主人公とほんの少しふれあっただけの人物にいたるまで一人ひとりにちりばめられたエピソードが、まるでタペストリーのように織りあがって装だなストーリーを描き出す・・・。戦いの果てにグボーンが選ぶのは─!?


上下巻の常で、話が乗ってくる下巻は一気に進む。それにしても笑える内容だった。大王アーテンはまるで怪物になってるし、美男子が怪物になっていくのは、やはり滑稽としか思えない。だからアクション映画に美男子は似合わないのだ。窮地に陥ったときに、変な顔になるのが滑稽で気がそがれる。

だいたい、<魅力>や<筋力>などと共に、<品格>の「賦与」も大量にされているわけだから、理屈で考えれば、人間を超えた欲望も何もない神のような存在になってもいいはずだが、理屈は作者の都合のいいように作り変えられている。

笑えるくらいだから、面白いと言えば面白いのだが、バカバカしくて笑えるといった類だ。人智を超えた力を持つアーテン大王が、最終的に敵の砦を滅ぼしたのは、なんと何千人もの賦与を受けた<声>によるものだった、つまり叫び声で砦が崩れたということ。だったら、余計な戦いなどいらないだろうに。まったくバカバカしい。

結末もはっきりしたものではなく、これからまだまだ続きますよと、明らかに続編を意識するもので、ここまで読んできてこんな結末?という判然としない思いが残るだけ。

続編を読むかどうかは微妙(日本ではまだ出ていないが)。ぐだぐだ書いてある退屈な説明は、この本の上巻でだいたい終わっていると思うので、あとはテンポ良く進むのだろうという期待はある。しかし「大地の王の再来」というタイトルだが、「再来」したところで終わっているので、実際に大地の王(グボーン)が活躍するのはこれからなのだ。グボーンは、大王アーテンとまだ戦ってもいない。


2005年09月19日(月)
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