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 I Am the Only Running Footman (Richard Jury Mysteries)/Martha Grimes

スコットランドヤードのリチャード・ジュリー刑事シリーズ。
<内容(「BOOK」データベースより)>
雨にけむるデヴォンの森、若い女の死体が見つかった、首をスカーフで締められて。10ヶ月後、ロンドンのパブ「独り残った先駆け馬丁」亭の前の路上で見つかった若い美女の死体は、やはりスカーフによる絞殺。同じ手口によるふたつの殺人は、偶然か、同一犯人か?おなじみハードボイルド田舎刑事の執念がジュリーを助ける。


これ、邦題が『「独り残った先駆け馬丁」亭の密会』というのだけれど、タイトルが全然違ってもお構いなしのミステリーやロマンスの世界で、これはまたなんて律儀な!というか、これこそ全然違っても構わないから、もっとカッコいいタイトルにできなかったの?という感じ。(^^;

内容は上記の通りなのだが、このところ私自身がミステリーに興味が向いていないせいか、『Red Dragon』に続いて、これもまた退屈に思えてならない。事件が起こって、刑事が聞き込みに回る。その間の状況説明が苦痛なのだ。事態が進展してくれば、もう少し楽しめるのかもしれないが、『Red Dragon』よりは、まだましかな?という感じで、今のところ我慢して読んでいる。

出だしが2月だったということだけで読み始めた本だが、実際はクリスマスシーズンの話だった。

で、結局のところつまらなかったー!
聞き込みの途中、男女間のもつれか、娘を引き逃げされた男の恨みか、引き逃げした男の車に乗っていた被害者が口封じのために殺されたのか・・・といろいろ動機は出てくるのだが、これと言って決め手がない。どれにしても同じ手口で連続殺人を犯すようには見えない。

結局最後は、第3の殺人が行われようとしたまさにその時、真犯人があがるのだが、誰、これ?という感じ。登場人物がやたら多くて、前に出てきてはいるのだろうが、気を入れて読んでいないので、誰だっけ?という感じなのだ。最後の最後に、犯人をいきなり愛称で呼ばないで、ちゃんとフルネームで呼んでよー!
あー、時間の無駄だった。


2003年02月16日(日)
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