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■ 英語電話応対コンクール
いや〜な一日がやって来た。 昨日、練習をさぼって眠りに就いたわたしは 夢の中、英語にうなされ、頭の痛い目覚め。最悪。
「いつまで寝てんのっ!」
と下から叫ぶ母に起こされ、シャワーを浴びて 空腹のまま会場へ急いだ。
出場の順番はくじ引きで決まる。 英語部門は人数が日本語に比べ少なく半分の21名。 そして、私が引いたのは1□番だった。遅い。 出場選手は自分の種目には終わってからでないと見学できない。 他の人はどのように応対するのか大変興味があったが ほとんど見れなかったのである。
自分の番が刻々とせまり、緊張は極度に達した。 たったの2・3分のことに胃をキリキリさせている 小心者の自分が嫌になった。
「逃げ出したい。。。」
それだけである。
舞台にあがると自分は何故ここに座っているのか分からなくなった。 電話が鳴る。 ここからいかに女優になれるかが問題だった。 もちろん、なりきれるはずがなく自分はめぐみのままだった。
審査員は別の部屋で電話越しに聞き、評価を下す。 ある意味顔を見られていないのは良かった。 顔が赤くなっていたのは間違いないから。 会場にはもちろん傍聴者はいたが、あまり目には入らなかった。
それにしても、声に笑顔を乗せると言うのは実に難しいもの。 やはりスピーカーを通して聞くのと生で聞くのはだいぶ違うんだ。 自分の競技が終わってホッと見学しているときにそう感じた。 とっても綺麗な発音でも電話の傾け方のせいなのか通りが悪い人がいた。 大きな声でも割れてしまうし、吐く息が当たり雑音となったり、 採点のポイントはいかに聞き易いか?だったように思われる。 それから英語に求められたのは正確性だった。 文法的にパーフェクトな英語が求められていた気がする。
英語:それは全く異なる文化から生まれた言語。 だから、日本語のニュアンスでそのまま訳してしまうと 全く違った風に取られることがあることが分かった。
That's fine! ↑これなんて「うぅん、良かったわ」って感じがするけど 故障してしまった商品をどうにかして欲しいと頼みに来ている客に向かって 発すると、「あらそう。もう用事ないわね!もう掛けてこないで」と 突き放すような言葉になってしまうらしい。勝手にしろ!なのか?
「(あなたのお役に立てたことは)喜びです」 これを英語に訳そうとすると現在形になりがち。 でもここでの「です」はもう済んだことに対して使っているので 英語では過去形を用いて表現しなくてはならない。
前にも言ったが文法ハチャメチャな私には辛い挑戦だった。 私は、壇上に上がった途端、心臓が口までやって来てぶるぶるだった。 ちゃんと言えたのかすら覚えていない。 場慣れしないと辛いものがあった。 そんな調子なので入賞はもちろんできなかった。 母に無理矢理やらされたんだが、異様に悔しかった。 「英語上手になってやるぞぉ」と このコンクールではあまり求められていないポイントで燃え上がった。 これが明日からの活力になるのなら今回の出場も悪くはなかったな。
2001年09月13日(木)
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