晴れたり 曇ったり
めぐみ



 パリへ繰り出す

部屋で簡単に朝食を取って、Dijon行きの切符を買いにリヨン駅へやってきた。
工事中で様子が二年前とは変わっていた。

久々に交わすフランス語。
しどろもどろながらキップ無事購入。
めぐったら「安くならないか?」と
言っちゃう図々しさは忘れてはいなかった。

「おばあちゃんは82才なんだけど安くなるよねぇ?」
「あなたは?」

25才以下だと割引があるのは知っていた。
(この人私のこと25以下だと思ってるな、完全に)
これでも。。。「27ざんす」(苦笑) 

割引対象者まとめてみましょう
>25才まで
>年寄り(厳密には何才からだろう?60かな?後で確かめておきます)
>確か子連れも(確かってめぐ、曖昧すぎません?なみちゃん〜HELP ME!!)
>2人で往復するもの


↑この最後にひっかかった。
初めは祖母だけでもと思っていたのでうぅんと得した気分。

観光案内所 (リヨン駅Mホーム付近にあり)
に寄って明日行こうと思っているモネの家への行き方を訪ねた。

(なぬ?言っていることが解らない。。。)
外人を見てフランス語なまりの英語を話すのはやめてください。
空港にいたタクシー乗り場の案内女、ホテルのフロント、レストラン、
ここまでは納得がいくが道を訪ねた女性までが英語で返してきた。
英語を話せてもフランス語を用いる(誇りに思っている)国民
と思っていた私には意外な結果だった。
英語モードに変えるのは容易じゃない。。。


「うぅぅぅ」


「YES!!」



さ〜街へ繰り出そう!!
地下鉄で移動
カルネ(10枚つづり)61F。←一枚づつ買うよりお得♪
「UN CARNET, S'IL VOUS PLAIT!」
(アン カルネ シルブップレ!)と言おう!
無愛想だが気にしない気にしない!


とりあえず頼まれ事をとっとと済まそうとルイ・ヴィトンへ。
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LOUIS VITTON
101 AV. DES CHANPS-ELYSEES(パリ8区シャンゼリゼ通り)
54 AV. MONTAIGNE (同じく8区)
6 PLACE SAINT- GERMAIN-DES-PRES (パリ6区)

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「なんだ?この行列???」

聞くと店へ入るためだと言う。
売っているのかも分からないのに並ぶのか?
仕方なく後尾についた。
その後にも日本人。
その方の仲間は2時間待たされたらしい。

「え?そんなに?」



・・・店に入れたのは1時間後のことだった・・・


まだ並ぶ。


やっと番が来た!!

「これありますか?」
預かってきたプリントを見せる。
「ありません」(随分あっさり言うねぇ、おねえさん!)
「え?どこにも?」
「支店にも???」
「売り切れです」
「そんなぁ。。。」
ディズニーランドで並びあっと言う間に乗り終わった感じだった。


とぼとぼと帰る。。。ボケーとしている様に見えたか???
地下鉄ではスリにねらわれた。




「何するんだーーー!!」

子供のスリ集団は電車に一旦乗ったものの乗らずに姿を消した。
危ない危ない。パリで狙われたのははじめてだった。
もう滞在していた頃の様に
仏蘭西の香りはわたしからは全くしなくなっていたのだろう。
金はなくともあるように見える日本人観光客をしていたに違いない。
<<スリに御用心!!>>
1:地下鉄編
子供達(とも限りませんが)はガヤガヤやって来ます。
一部は先に乗り、中へは進もうとしません。
そして彼等を押す為に鞄から手が離れたすきを狙って
後ろから手が伸びて来ます。
盗んだら即電車を降りてしまい、
ホームを次から次へとリレーして姿を消します。
向こうのドアから乗ればいいのにわざわざ自分の前にやって来たら注意です。
2:エスカレーター
やはり前と後ろにはさまれるパターンです。
前の人は終わり際でのろのろします。
エスカレーターはじゃんじゃん登ってくる訳ですから
通せんぼされた人はやはり前へ進む為に手で押そうとします。
その時が危険です。これはオペラ座付近でよく起こるとか。
エスカレーターは余裕をもって乗りましょう!


雨が降り出した。
ホテルへ一旦戻り出直す。
ブローニュの森の近くにあるマルモッタン美術館へ足をのばした。
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MUSEE MARMOTTAN
2 RUE LOUIS-BOILLY 75016(16区)
メトロ:LA MUETTE (9番)
開:10時から18時(これは夏時間かもしれません)
休:月曜日
料:40F (ここでお年寄りには割り引きありました)

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目的はクロード・モネ。
ぐるぐるっと飾られたモネの作品。
長いベンチに腰掛け絵に囲まれていると
さっきまで「もうすぐ閉館になっちゃう」と
雨の中ぐちょぐちょ道を小走りに来たことをすっかり忘れてしまう。
時間が止まったかの様だ。
赤い薔薇のアーチがお気に入り。
またこうして見られるとは思いもしなかった。


2001年07月17日(火)
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