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■ 天使が住む街教えて下さい
大好きなあの人へ手紙を書きました。
でも、それは届く宛のない手紙です。
大好きなのに住所を知らないのです。
届けてくれるとしたら それは天使。
誰か天使が住む街 知りませんか??
どうしてもこれ届けて欲しいのです。
涙を流しながら書いた手紙なのです。
天国への手紙
本日は手紙を出したいあの人の7回忌でした。 お寺でわたしの姿を見つけたたっくんは 「めぐちゃん!」と駆け寄って来て ちょこんとわたしのひざに座ります。 やけに大人しくて、小さいながらも何か感じているのでしょうか? めぐみはぼそりと問いかけてみました。
「ねぇ」 「たっくん?」 「ここに何人いる?」
もちろん、彼は数を数えられません。 私ですら、集まった人が多すぎて分かりません。 でも、聞いたのはもしかしたらたっくんには あの人の姿が見えるのではないかと思ったからです。 ほら、よく小さい子が部屋に誰もいないのに 笑ったり手をふったりするって聞くでしょ?え?寒気がする? そう?愛する人だったら例え幽霊でも会えるなら会いたいわぁ。 だからたっくんが1人多い数を口走ってくれることを願っていました。
想い出話がされている間、めぐみの心はそのテーブルにはなく どこか遠く青い空の下に浮かんでいた気がします。 見えないものを今日も追い掛けてしまいました。
2001年07月01日(日)
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