空色の明日
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2018年08月29日(水) 地震とお好み焼き

昨日もまた余震があった。
この前の北大阪地震と同じあたり。
ちょうどお好み焼きを焼いているところで
ジュージューいってて
換気扇もブンブンいってて
テレビもワイワイいってたので
地震のガタガタいう音が全然聞こえなくて
揺れで「あぁ、地震だ」とわかった。

音が聞こえないと怖さの7割くらいが軽減されるのだ!
あの遠くから、自分の家から、聞こえてくる
ガタガタという音が一番恐怖を誘うのだとわかる。
耳を塞いでると電車に乗ってるような気分なのだ。

けれどあの音の加減で
「まだもっと続くな」とか
「もっと大きくなるな」とかがわかるので
すぐにガスレンジを消さなきゃ!と思い立たず
揺れ終わってから「あぁ、お好み焼き焼いてたんだった」と
慌ててスイッチを切った。
怖さがないと呑気なもんだ。

怖さを遠ざけたいけれど身を守るためには
耳をすましていないといけない。
つらいところだ。

大抵、この辺で地震があると環太平洋のどこかで
その直近に大きな地震がある。
今日も南太平洋でM7の地震があった。
あっちのひずみがこっちに・・・という感じに。


ところでお好み焼きである。
関西人とは切っても切れない定番料理。
昔はだしと小麦粉で作っていたが
最近はお好み焼粉という便利なものがある。

いろんなメーカーから出ているが
私が近年愛用しているのは
オーマイ(日本製粉)の「本場大阪お好み焼き粉」という商品。
これ私は近くのコープこうべで買うのですが
ダイエーとかイオンとかで見かけない。
もう少しリッチで美味しいのが同じオーマイの
「極ふわりお好み焼き粉」というやつだが
これは私のよく行くコープこうべでも少し前まで
売ってたのだが高くて売れないからか棚から外されてしまった。

何が美味しいのかというと難しいのだけれど
味付けが好きなのだと思う。
大阪らしい厚ぼったい味である。
(広島風の軽い感じとは違う)


ところでお好み焼きの店舗は
大阪も兵庫も京都も同じくらいの比率で
存在するように思うのだけど
たこ焼きに関していえば
圧倒的に大阪に密集していると思う。

兵庫・京都は店舗として構えている店がほとんどだが
大阪はとにかく屋台が多い。
商店街の空き店舗の前とか
ちょっとしたスペースに屋台が立つ。
あっちにもこっちにも狭い間隔に屋台が出ていて
みんな好みのお店で買うようになっている。
この密度は兵庫県ではあまり見かけない。

あの屋台をやってるおばちゃんは
何処から来て何処へ帰るのか。
お祭りなどにいるテキ屋っぽい人ではなく
明らかに近所のおばちゃんがやっている。

そういえば大阪に住んでいたときは
キムチを売る人も多くて
家の軒先で売っているところも多かった。
普通の家に「キムチあります」と張り紙がしてある。
キムチだけではなく時にはナムルとか
チヂミなども売っていた。
どこでも、売れるものさえあれば商売にする大阪らしい。

たこ焼きもその延長だろうか。
場所代とかそういうルールはどうなってるんだろうとか
そういうことは考えないことにしよう。




安藤みかげ