空色の明日
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映画「トイレット」を母と見に行く。
もたいさんの無言の演技がさすが。 途中、おばあちゃんっ子の私としては 感動するところもあるけれど あの映画が5つ星にならない理由もなんとなくわかる。 見終わった後の満足感がちょっと何か足りない。
母曰く「若い人の撮る映画は 人を簡単に死なせるけど 人はそう簡単には死ねないのに。」と。 最近、痴呆がますます進んでいる祖母に みんな気持ちが少し重たい。 私は子供の頃から祖母は祖母であったけど 母にとっては若い頃から見知ったその人が 変化していくことは、見ていてとてもつらいだろう。
私が行くと祖母は少ししゃんとして 笑顔になるのでなるべく顔を見に行くようにしている。 そのへんのところがいつまで続くのかもわからないけど。
映画は三ノ宮で見たので その後、元町の大丸4階のダニエルでお茶を飲む。 ダニエルのケーキは大好き。
そして南京町でそれぞれに餃子の皮を買って帰った。 映画の途中で餃子が出てきたので 買わずには帰れない状況。
帰って餃子を作ったら皮が少し残ってしまって 翌日の晩御飯に中華スープを作り もやしと干ししいたけと一緒に この皮を半分に切ったものを浮かべる。 1枚づつ入れないとあっというまに引っ付いて かたまりになってしまうけど ツルリとした食感が美味しかった。
川上弘美さんの「パスタマシーンの幽霊」を読む。 雑誌「クウネル」で連載されていた短編を 1冊にまとめたもの。 川上さんの短編は短い中にとても起伏があって それでもいつもの柔らかい空気感があって とても心地よく最後まで読む。
安藤みかげ
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