空色の明日
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2002年05月24日(金) 街の光

私は東京と言うか関東地方に数回しか行ったことがない。
まぁ、実際大阪で全て事足りるし、神戸に住んでいた時だって
大阪になんか数年に1回ぐらいしか行っていなかった。

神戸から大阪に出るといつも「なんて寒々しい光の街だろう」と
悲しい気持ちになった。
実際住んでいる今でも神戸に帰るとやはり町全体に暖かい光を感じる。
それは明るさとかいう問題ではなく、人の匂いの感じられる光なのだと思う。
あんなに大勢の人がいる大阪なのになぜかとても人に対して冷たく感じる。

でもそれは神戸に住みなれているからかもしれないと思っていた。
っが、今回の横浜・東京の旅でやはりそれは街の持つ光の色だということがわかった。
初めて行く横浜・鎌倉・そして三鷹は人の匂いがして暖かい光に満ちていた。
緑の生命力や海のエネルギーもあるかもしれない。
とにかく初めて行くそれらの街は私を弾き返したりはしなかった。

そして帰る途中で通った新宿でふと、あの大阪で感じた気持ちが蘇ってきた。
あぁ、この街は冷たい。
何か根無し草のように地面から根付いたどっしりした落ち着きがない。
もちろん新宿にだって人は住んでいる。
私も現にこうして大阪市内に暮らしている。
通過する人が多すぎるからなのだろうか?

ここに暮らして6年、未だにいつも浮遊感の中で暮らしている気がする。
神戸に暮らした年月と同じくらい暮らせばこの気持ちは減るだろうか?
それとも街の光はやはりこのままなのだろうか。


安藤みかげ