空色の明日
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2002年03月10日(日)

日本もずいぶん蛍光灯の光が減ってきましたね。
もともと蛍光灯で部屋の隅々まで照らすのは、不況で暗い世の中を
明るい光で照らして、できるだけ影を減らそうという一種のブームが定着
してしまったものらしいです。

蛍光灯の光の下に生まれてきた私などは、それが標準と思って育ったからか
逆に電球の灯りは新鮮だし、闇も新鮮です。
この頃のカフェなんかは、ずいぶん闇をうまく利用するようになってきて
「やっと日本も闇を楽しめる国に戻ってきたな」と思います。

蛍光灯が登場するまでの日本は、闇をちゃんと利用できる国だったし
だからこそ、今よりももっと本当の意味で文化的だったと思います。
闇から目を背けないということは、光と闇の両方を操れるということです。
闇を楽しめるようになったら日本人も、もう少し丁寧に生きられると思います。


白黒のフィルムで写真を撮りました。
フィルム自体もなかなか売っていませんでしたが、それを現像してくれる
ラボが本当にありません。
何軒もで断られて、やっと5軒目の古い古い写真屋さんでやってくれました。
ずいぶん前にセピアのフィルムも流行しましたが、あれも最近はあまり売ってません。
景気が悪くなると人はやっぱり明るい色を求めるのでしょうか?
セピアのフィルムが流行ったのは確かバブル期だった気がします。

日本人が本当に闇を楽しめる時はやってくるんでしょうか・・・?


安藤みかげ