空色の明日
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日本もずいぶん蛍光灯の光が減ってきましたね。 もともと蛍光灯で部屋の隅々まで照らすのは、不況で暗い世の中を 明るい光で照らして、できるだけ影を減らそうという一種のブームが定着 してしまったものらしいです。
蛍光灯の光の下に生まれてきた私などは、それが標準と思って育ったからか 逆に電球の灯りは新鮮だし、闇も新鮮です。 この頃のカフェなんかは、ずいぶん闇をうまく利用するようになってきて 「やっと日本も闇を楽しめる国に戻ってきたな」と思います。
蛍光灯が登場するまでの日本は、闇をちゃんと利用できる国だったし だからこそ、今よりももっと本当の意味で文化的だったと思います。 闇から目を背けないということは、光と闇の両方を操れるということです。 闇を楽しめるようになったら日本人も、もう少し丁寧に生きられると思います。
白黒のフィルムで写真を撮りました。 フィルム自体もなかなか売っていませんでしたが、それを現像してくれる ラボが本当にありません。 何軒もで断られて、やっと5軒目の古い古い写真屋さんでやってくれました。 ずいぶん前にセピアのフィルムも流行しましたが、あれも最近はあまり売ってません。 景気が悪くなると人はやっぱり明るい色を求めるのでしょうか? セピアのフィルムが流行ったのは確かバブル期だった気がします。
日本人が本当に闇を楽しめる時はやってくるんでしょうか・・・?
安藤みかげ
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