空色の明日
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2001年05月15日(火) 多羅葉

「たらよう」の葉っぱをご存知?

私も知らなかったんですが、先日お花の先生のところで見せてもらいました。
椿の葉っぱをもうちょっと長く大きくして、もう少し黄色みがかった
とても分厚くて硬いしっかりした葉っぱです。

GWに親戚の家に遊びに行った先生。
そのお家の玄関先に、この「たらよう」の樹があるんですって。

この葉っぱのすごいところ。
それは裏に字が書けるのです!!
棒切れで字を書くと書いたところの色がだんだん黒く濃くなって
まるでエンピツで書いたようにくっきりと浮き上がってくるんです。
「葉書」の語源はこの葉っぱらしいです。
もちろん書いた字は葉っぱが枯れるまでずっと残ります。

先生の親戚のお家は田舎にあって、大きなお庭にたくさんの果物を
植えてるそうです。
でも今は老夫婦2人きりで暮らしているのでお庭の手入れも
果物の収穫もできません。
だから近所の人に「勝手にとって行ってね」と言ってあるそうで
その代わりに、とりに来た人は庭の草引きとか、そのお家の分の収穫を
してあげるんですって。
なんか街育ちの私にはこういうのがとっても素敵に聞こえます。

そんなだから、もちろん鍵なんて開けっぱなしで自由に出入りできるの。
そしたら、わかってる人は収穫したものを玄関先に置いて、
その上に「たらよう」の葉っぱで「レモンもらいました。ありがとう」
なんてメッセージを残していくんです。
粋でしょ?

GWはこれまためずらしい「なんじゃもんじゃ」の花がそのお宅の庭で
咲いたそうで、いろんな所から大勢の人が見に来たそうです。
そして夕方ふと見ると玄関先に
「珍しいお花を見せていただきありがとうございました。」
と「たらよう」の葉っぱが一枚置いてあったそうです。
その人はその葉っぱを知ってたんですね。

そんなかっこいいことしてみたいと思うけど、きっとそのチャンスが
ある時にはこの葉っぱの事を忘れてたりするんだろうな(笑)


安藤みかげ