空色の明日
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2001年01月18日(木) 全国のみなさんありがとう

震災関連イベント。
神戸ってやっぱりちょっと違うかも。
普通ああいうのってレクイエムでしょ?
でもレクイエムとかいってルミナリエやって観光客
集めてみたりとにかくなんか前向き。
とりあえず観光地だし、暗いイメージだけは払拭したいらしい。
実際、住民が戻ったり観光客が戻らないと、町の景気は
回復しないのでそういう方向でイベントをするというのは
いかにも商売上手な神戸らしい。

今年の1月17日イベントも一味違う。
テーマは「ありがとう」。
あの頃神戸を助けてくれた日本中、世界中の人に感謝する
イベントとして開催された。
募金ってものに私はあまり興味を示してなかったが、あの頃
初めてそれによってたくさんの援助をしてもらい実感した。
何が嬉しいって、日本中が自分たちのことを思ってくれてる
ということの心強さ。
もしこれが戦争だったら誰も助けてなんてくれなかったろう。
でも震災に遭ったのはここだけ。
だから日本中が手を差し伸べてくれた。

18日の昼には北九州ナンバーの水道局の給水ポンプ車が
近所の小学校にやってきた。
たぶん一晩中走って来てくれたんだろう。あの大渋滞の中を・・・。
そして近所を見知らぬ男の人が「小学校に給水車きてまーす!」
と叫びながら走っていた。
水はないがそれでもじっと家にいた私たちのためにこの人は
一晩中は寝ずに来てくれたんだと思うと涙が出た。
日本中が私達を心配してくれてる・・・。


たぶん当時、神戸の人の誰もが周りの誰かから手を差し伸べられた
という経験があったはずだ。
でもその時、見知らぬその人は自分の名も告げずに走り去ってしまった
というケースが多かったと思う。
それだけ私達を助けてくれた人たちは謙虚でそして忙しかった。
だからみんな心の中で「ほんとうにありがとう」という言葉を
ずっとあたためたまま伝えられずにいたと思う。
私もそうだ。
水を持ってきてくれた人、線路が途切れたところを歩いていた時
お絞りを配ってくれた女の子たち、国道を歩いていて車から
「どこまで行くの?乗っていきませんか?」と声をかけてくれた
おばさん。
他にも大勢私達を思ってくれていた全国のみなさん、ずっと言いたかった。
本当に心から感謝しています。ありがとうございました。


安藤みかげ