紫
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母のいちばん上の姉、つまり伯母の結婚式に出たとき、たしか私は小学生だったように思います。
もちろん再婚。
伯母には、私より5つ上と3つ上の娘がいて、私ともよく遊んでくれていました。
新しく伯父になったその人を、私はいまいち好きになれず、ずっと避けてきました。
実際に、伯母に災いばかりをもたらし、再婚してからは伯母は苦労ばかり背負わせてきたような人。
きょうは、その伯父のお通夜に参列してきました。
「続くときは、続くんやね。こんな年なのかな」
意外にも悲しんでいる伯母に驚きながら、
ソンナ年ナンテ、ナイヨ
心の中でつぶやきました。
お通夜が始まり、お坊さんの怠惰な読経を聴きながら、思い出すことはやはり4カ月ほど前のことばかり。
私はこのとき、どんなふうだったかな。
私はきちんと、挨拶、できたかな。
私は父の最期を見届けたっけ?
私は……、私は……。
「私」ばっかり。
自分のことしか考えられていない自分に嫌気がさしたきょうのお通夜。
伯父のことばかり悪く言えませんね。
久々でもなく集まった親戚たちは、長女である伯母ではなく、末っ子である母とその娘の私のことを心配してくれていました。
モウ、大丈夫、ダヨ
そう言えればいいのにね。
おやすみ。
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