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2007年06月18日(月) お便り

当時。
私の長い長い入院生活を支えてくれたのは、そばにいる友人や親戚、そして遠くに住む家族の存在が大きかったのは確かですが、ホントに私の「世話」をしてくれた「付き添い」さんだったんじゃないかな、と今、思います。

北海道の北見出身で、中学校のときにブラジルに家族で移住したソノキさん。
ブラジルで同じ移民の日本人と結婚して、それから数十年後に、なぜか日本で病院の「付き添い婦」として「出稼ぎ」に来ていました。
もちろん、日本語はぺらぺら。
というよりも、ブラジル語はほとんど話せません。
40年住んでいても、ブラジル人と接する機会はほとんどなく、日本人社会の中だけで育ったそうです。

入院のストレスが積もって、ソノキさんに冷たく当たったときもありましたが、私と同室の中国人患者さんに、仕事とはいえとても献身的にお世話してくれました。
ときどき、火を使わずできるブラジル料理を作ってくれて、病院のつまらない食卓を賑(にぎ)わせくれました。

私が退院してしばらくしてから、日本の病院が完全看護になり「付き添い婦」が廃止になりました。

どうしているかな……。
もう、ブラジルに帰っているかな。

ソノキさんの存在を調べる手段は、いくらでもあります。
調べられない言い訳はただ「時間がないから」。

今度、休みができたら、調べてみようかな。
なんだかむしょうに、ソノキさんのあけっぴろげの明るさに、接してみたくなりました。
その明るさの裏に潜んだ「苦労」と。


今日は「海外移住の日」だそうです。
1908年(明治41年)のきょう、ブラジルへの第1回移民158家族781人がサントスへ上陸した日。

父と同じ歳のソノキさん。
お元気ですか?
生きていてくれて、いますか?


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