紫
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祖母のいる「場所」に行きました。
早くいえば「老人ホーム」です。
ほぼ2年ぶりに会います。
近くにいるのにね。
祖母は、おかしな人でした。
孫よりも自分の子どもがかわいい人でした。
当たり前だな、って思うけれど、ふつうは、孫のほうがかわいいみたいですね。
でも。
兄と私は、祖母といっしょに住んでいたためか、このうえなくかわいがってくれました。
不憫がってくれました。
そして、厳しくしつけてくれました。
そんな祖母。
痴呆を患ってからずいぶん経ちます。
5人兄姉の母。
長男はもう亡くなっていて、そのほか子どもの顔はまったく覚えていません。
今日は、そんな末っ子の母といっしょに会いに行きました。
10分ほど祖母と対面して、いきなり入ればのない口で母の名前をおぼつかなく呼びました。
涙をこらえて。
末っ子の母と、祖母の、血のつながりに。
親子の忘れ去られぬ歴史に。
おやすみ。
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