紫
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ここ数年、芋焼酎がブームを迎えています。
私が初めて芋焼酎を飲んだのは、かれこれ10年前。
鹿児島出身の同僚に、神田神保町の「さつましゃも」という店に連れていってもらったときです。
「黒じょか」というきゅうすみたいな酒器に入れられて、芋焼酎がお燗されて出てきたときは、びっくりしました。
鹿児島では、「黒じょか」で飲むのは当たり前とのこと。
「くさいっていって、みんな飲まないんだけど、すごくおいしいよ」
そういいながら、盃に焼酎の熱燗をついでくれた友。
「………!!」
盃に口を近づけた瞬間。
なんともいい香りがぷんとして、口のなかに甘く広がります。
「すっごいいい香り!」
一口飲んで思わず友に言いました。
友はもちろん、店の人まで「そうでしょそうでしょ」と喜んでくれたのを覚えています。
飲んだ銘柄は覚えていません。
でも、それまでは、ビールのあとは日本酒だった私は、その日から「焼酎お湯割り」を頼むようになりました。
いろんな飲み方を試したけれど、やっぱりお湯割りがいちばんおいしく感じます。
そんなこんなで、きょうは久々に黒麹芋焼酎「萬膳(まんぜん)」。
三代続いた蔵を杜氏の急死で一度は製造をやめ、ずっと途絶えてきた焼酎造りを、1999年に孫の代でようやく再開。
今は高いところでは1万円を超える値がつけられているそうです。
1つの蔵に、1つの歴史有り。
焼酎の味を楽しみながら、その歴史を味わう。
こんな飲みかたも、いいものですよ。
おやすみ。
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