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2005年01月09日(日) スケート靴

「足が23センチになったら、スケートを習わせてあげる」

母は私が幼稚園のころに、こう約束してくれました。
ちょうど冬季オリンピックの時期でした。
当時、バレエを習っていた私は、スケートという習い事を増やすなんてとんでもありません。
単なる子供だましの口約束で、母は言ったのでしょう。

23センチなんて、すぐになる、と思っていた私。
ところが、なかなか足は成長してくれません。

中学校1年生になって、足が23センチになったとき、母に言いました。

「スケートを習いたい」

小学校を卒業すると同時にバレエをやめていた私。
今度こそ、と思い、言いました。
ところが母曰く。

「自分でスケート靴を買ったら、習わせてあげる」

バレエは辞めていたとはいえ、東映の俳優養成所に入所したばかりの私には、そんなお金は、お年玉をかきあつめてもありません。
今、思えば、母は「いつあきらめるのか」と思っていたことでしょう。

中学校三年生になる年。
お年玉を貯めに貯めて、ようやくスケート靴を買うお金がたまりました。

「スケートを習いたい」

もう一度、母に言いました。
これでダメだって言われたら、こっそりでもいいから習うんだ。
そんな決意を胸に秘めながら、母に言いました。

「いいよ、今度、申し込みに行こう

え……!?
自分の耳を疑ったけれど、その週末、私は新しい真っ白なスケート靴と、スケート教室の会員証を手にしていました。

約十年越しの私の夢。
それから、受験生と身分を忘れてスケートに熱中したことは言うまでもありません。
スケートを通じて、かけがえのない友もできました。

今は、年賀状友だちのひとりになってしまった友。
今年に年賀状に「長女に、今年からスケートをさせてみます」と書いてありました。

私たちが抱いたスケートへの夢を、彼女の娘がまた感じてくれるといいな、と思います。

そういえば、交通事故に遭ってから、スケート靴に足を通していません。
今年は、ふらりとスケート場に行ってみようかな。

いいよね?


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