紫
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高校3年生の今ごろ、期末試験もほぼ終わり、冬休みを待つだけの私は、お正月だけのアルバイト探しに夢中でした。
受験勉強の合間に、アルバイトニュースで見つけた高校生を雇ってくれるバイト先に片っ端から電話をかけ、いくつか電話で断られ、いくつか面接で断られ、採用になったところは祖母に反対され。
結局、正月は受験勉強に打ち込むことになりました。
なぜ、受験というせっぱつまったときにバイトを見つけなければいけなかったかというと、大学の受験料をためるため。
当時で1校だいたい3万円の受験料を納入しなければ、試験さえ受けられません。
同級生が、国公立・私立を含めて、最低5校は受けるというなか、私の予算で受験できるのは、1校がぎりぎり。
落ちたら、もうそれまでです。
そんな私の様子を察知してか、母があと2校分の受験料をくれました。
普通の家庭では、親が受験料を出すのは当たり前だったのでしょうか。
それでも、私には、苦しい生活のなか、6万円という大金をこっそり私に渡してくれた母に、感謝の気持ちでいっぱいで、その夜はふとんにもぐって泣きじゃくったのを覚えています。
冬休みに、アルバイトをせずにすんだおかげか、私は無事に大学に合格することができました。
その後の究極のビンボー学生生活を送ることになるとは、思ってもみませんでしたが…(汗)
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