紫
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小学校4年生の1学期のオワリに、のっぽの男の先生がやってきました。
担任の先生が産休・育休に入るためです。
産休で先生が休むというのも、男の先生が担任になるのも、こんなにのっぽな人と身近に接するのも生まれて初めてでした。
二学期から始まったのっぽ先生の授業は、まさに破天荒。
授業は毎日「国語、算数、理科、社会」。その間に、体育、音楽、図画工作、書道、道徳などの授業が入ります。
近畿大学理学部(?)卒業のその先生は、シーラカンスの研究をずっとしていて、理科の授業はほとんどシーラカンスの話。
国語も社会も教科書を使わずに授業が進められました。
苦手だった算数もなぜだかその先生に教えてもらうと、まるで魔法がかかったようにすらりすらりと問題が解けました。
あれはホントに魔法だったのでしょうか。
極めつけが体育。
おそらく小学校4年生が、普通は授業で習わないことをたくさん教えてもらいました。
たとえば、マット運動では地上転回(?)やバク転、側転の前ひねり、後ろひり。
運動神経のいい児童が、もっともっと伸びるように。
運動の苦手な児童には、側転だけでもできるように。
クラスのみんながきれいに側転ができるように、私たちも教えあいっこしました。
そして、運動場を使った授業では、私たちはなんとラグビーを教えてもらいました。
もちろん、そんなカリキュラムはありません。
ラガーマンである先生は、何もかもを無視して、ラグビーを必死に私たちに教えてくれて、そして私たちもラグビーという生まれて初めてのスポーツに必死になっていきました。
1年にも満たない時間だったけれど、その先生とめぐり合えたことは、まだ「人生」を知らない私には、かなり影響を与えたと思います。
今日は久々にテレビでラグビーを観戦。
きっとあの先生もどこかでテレビにくぎ付けになっているのでしょう。
みんなでお金を出し合って買ったあの白いラグビーボール、今も持っていてくれているのでしょうか。
おやすみ。
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