紫
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少し急な坂道を登りきったところに、市民プールがありました。
50メートルプールが1つと、子ども用のプールが3つほど。
けっこう大きめのプールだったように覚えています。
夏休みになると、小学生を対象にした水泳教室が開かれていました。
ほんの10日ほどの短期の教室です。
母は、4年生になるまでは毎年その水泳教室に私と兄を通わせました。
なぜ4年生だったのかはわかりません。
母のなかの「決まりごと」だったのでしょう。
私が1年生になったとき、兄は3年生。
兄のうしろをひょこひょことついて坂道をのぼり、帰り道は「今日は水のなかで目を開けられた」とか「今日は25メートルをクロールで泳いだ」などと、お互いに報告・自慢しながら、坂道をくだりました。
兄は4年生のときに、その水泳教室で50メートルを泳げるようになりました。
そのときの報告が、とてもうれしそうで楽しそうで。
私も4年生になったら、ぜったい50メートルを泳いでやる、そう決心したことを覚えています。
そして、4年生の夏に、50メートルを泳ぎきった私。
もう反抗期に入っていたおそろしいほど機嫌の悪い兄には、結局報告することはできませんでした。
実は今日、久々にプールに行きました。
え? 50メートルを泳いだかって?
あまり多くは語らずに、おやすみ。
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