椰子の実日記【JOYWOW】
2008年02月25日(月)
California Roll

クレイジーケンバンドのアルバム『Soul Punch』(2005年) ラストを飾る曲に『California Roll』がある。 大好きな曲だ。
LAのリトル・トーキョーでSUSHI握る毎日を過ごしている 主人公。日本人だ。この、在米日本人のもつ空気感が とても好きなんだなあ。どこか切ない。どこか愛おしい。 「同志!」という感じがして、誰彼構わず握手したい。
LAの情報誌 『Lighthouse』(→) の連載を書くとき、いつもラブレターを書くような気持ちに なるのは、この「同胞への愛」が理由なんだと思う。
彼はいつか独立したら、学生時代つきあっていた 彼女に食べさせたいと思っている。彼の握るカリフォルニア 巻きを。
カリフォルニア巻きをWikipediaで調べると、以下の説明が。
------------------------------------------------------- カニ風味かまぼこ(もしくは茹でたカニの脚身)、 アボカド、マヨネーズ、白ゴマなどを、手巻き、または裏巻き (外側から酢飯、海苔、具の順になるように巻く)にしたもの。 --------------------------------------------------------
でもね。そもそも彼女と本当につきあっていたと言える のかどうかも、よくわからない。彼が勝手に思いこんで いるだけなのだろう。
空を見上げ、ジェットの赤いランプに日本を思い出して いるが、きっと日本にいる彼女は彼のことなんか、 きれいさっぱり忘れている。
金はない。 日本に帰りたい。でも、意地もある。帰れない。
この空気感! 大好きな作品です。
*写真はLAレドンドビーチ。近々、行きたい!
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