株式会社JOYWOW
椰子の実日記【JOYWOW】
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2007年09月01日(土)


幽界体験?

ウーーーカンカンカンカンカンカンカン

激しい消防車の音が耳元で聞こえる。近い。
今夜は寝苦しいなあ、疲れが取れていないのかな、と
思い、起きると、ベッド脇の窓が真っ赤である。
寝室は二階、窓からのぞくと庭の奥のご近所さん
の家家が燃えている。危ない。

いるはずの家族がいない。こういうとき、人間は無言に
なる。階段をトトトトトトトトトトトトトトトトトトトトトトトトと
下りる。

玄関から飛び出し、身体の動きが鈍い、ええいじれったいと
お隣の敷地に行くと、そこに家人がいて、半焼した家の前
用意された盆に線香を焚いて立てている。このあたりで夢だな
と気づき始めているのだが、そういえば寝入り直後、ストン、
と落ちた感触があって、幽体離脱をしたのかもしれない。

するといまぼくが立っているこの場所は幽界なの
だろうか。家人の顔をよく見ようとのぞきこむとそれは
「家人であると印象づけるためのイメージ」でしかなく、
仔細に検討しようとすると消えてしまった。

人間の限られた容量しか持たない脳に、より大きなサイズの
幽界経験をはめこもうとするから三次元的言語に直すと
おかしな経験にしか描写できないのだが、いずれにしても
幽界にいるのなら、ここはひとつ、ならではの体験をして
やろう、と腕まくりしたらトイレに行きたくなって目が
覚めた。

朝、家人にゆうべ消防車がうるさかったよね、と聞いたが
知らない、とのこと。真実はどうなのだろう。

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW