椰子の実日記【JOYWOW】
2007年08月30日(木)
違いを生み出したい!!
マッツ・レンダーハウゼンは30代半ば、整った顔立ちで、 いかにも健康そう。マクドナルド・スウェーデンの CEOとして、家族にも恵まれ、世間的には充実した人生 を送っている
ように見えた。
しかし、ストックホルム郊外のカフェに腰かけたマッツの 口から流れ出たのは、意外な言葉だった。
「ぼくは'spiritual problem'を抱えていると思います。 家族にも仕事にも恵まれています。しかし、手応えを 感じられないのです。一日10時間でも12時間でも働く ことができる。しかし、社会に対して何らかの貢献を しているか、というと・・・答えはノーなのです」
マッツは少年時代から、親に「社会への責任を持つべきである」と 教わって育った。
「ぼくの選択できる道は三つしかない。第一に、このまま マクドナルドに残って昇進の道をまっしぐら。第二に、 会社をスピンアウトしてコンサルタントの仕事をする。 第三に、チベットに行って瞑想する。でもどの道を 選んでも、納得できないこともわかっている。ぼくは 『違い』を作り出すために自分のプロフェッショナル 人生を使いたいんだ。一体何ができるんだろう」
結局、マッツはマクドナルド本社CEOジャック・ グリーンバーグに思いのたけを綴った手紙を出した。 驚くべきことに、ジャックからきた返事は「シカゴに来て、 じっくり話そう」。マッツは昇進し、「マクドナルドの痔(!!) になってくれ」と言われた。つまり、耳に痛いことを指摘 する戦略担当副社長になったのである。
バーガーを売らないマクドナルドの登場の背景には、 マッツのような人物の活躍があるのだろうね。
*Special thanks to Danah Zohar.
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