株式会社JOYWOW
椰子の実日記【JOYWOW】
椰子の実日記 INDEXPASTwill

2007年04月23日(月)


使用感機能

商品には、その商品が果たすべき機能と、それだけ
ではなく、使用する生活者が習慣的に持っている
使用感覚を満たす、言ってみれば「使用感機能」も
満たすことが求められるのではないか、そんな気がする。

というのも、手元に、某社文具製品で、「糊(のり)」が
あるのだが、形態が、ちょうど修正テープを繰り出す
形なのだ。原理は、修正テープを出す代わりに、のり
テープを出す、というものなのだろう。
ジェル状ネバネバといった慣れ親しんだのりとは違い
テープになって紙に貼付する。

しかし、スティックのりにようやく慣れた頃に、
こういうテープ式ののりに新たに慣れろ、と言われ
ても、若いモンのようにはいかんのである(笑)。

これに似たようなことって、他の製品・サービスでも
あるんじゃないだろうか。

ホテルの客室冷蔵庫がカラで、必要な人は自分で買って
入れてください、というシステムを最初に導入した
のはたしか品川プリンスだが、これも慣れるまで時間が
かかった(今は普通になっているが)。

自動車メーカーの技術蓄積は今やものすごく高度だが、
それでも

ハンドルは円形で、回して使う
アクセルとブレーキは踏む

という使用感覚の記憶は人間の身体記憶になっている。
習慣がそうさせているのである。
だから、例えば映画『マイノリティ・レポート』
の車のように、ギアのようなものが一本、フロア
から立っているのを操作する、というのは、身体が
なじまないのだ。

ハイテクに限らない。トイレットペーパーは

下に引いて切る

のが一番使用感覚として馴染みが深いから、
それができるようなペーパーホルダーのデザイン
でなければ何となく尻が落ち着かない。

あれ? Surfin'ネタをここで書いちゃった。

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW