株式会社JOYWOW
椰子の実日記【JOYWOW】
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2005年08月10日(水)


『もとの黙阿弥』

リニューアルなった新橋演舞場にて、井上ひさし原作
『もとの黙阿弥 浅草七軒町界隈』。

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井上ひさしさんの作品は小学生の頃から読んでいるのだが
実際に観劇するのは初めてだ。わくわくした。

やはり素晴らしく、ラスト第三幕は涙まで浮かべながら
楽しんだ。

筒井道隆、田畑智子、横山めぐみ、高畑淳子、そして、
ピーターこと池畑慎之介がいい。

劇中劇という、ぼくの好きな演劇手法もさることながら、
役者たちのプロフェッショナルな「生き様」を生で
見ることができたことが一番の収穫。意外で嬉しかったのが
クドカンの傑作『マンハッタン・ラブストーリー』で
いい味出していた内山裕子が出ていたこと。あの独特の
臭い演技にブラボー! である。

「本当の自分って何なんだ? 本当の生き方って?」
という哲学的問いがこの芝居のテーマなのだが
このテーマはここのところ最重要視して追究している
ものであり、シンクロしている。そして見事に日本人論
として成立している。表面的には古き良き浅草への
オマージュだが、そこで終わる話ではない。

村上龍『五分後の世界』続編にあたる『ヒュウガ・ウィルス』
読む。これも日本人論であり、だんだん自分のテーマが
はっきりし始めた。

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW