株式会社JOYWOW
椰子の実日記【JOYWOW】
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2005年02月20日(日)


ついてなかった!

新幹線。
通路を隔てて赤ちゃん連れの母親が乗ってきた。
こうなると自らの不幸を嘆くしかない。
あるいは、これも自分を磨くための磨き砂だと
思うほかない。
座席を移動書斎にするためのグリーン車輌も、
託児所となる。

母は、荷物を所定の場所に納めると、赤ちゃんを
おんぶしたまま携帯画面に食いついた。
ここでぼくはこの親に期待できないぞ、と、とどめを
刺された。まずは赤ちゃんを座席に座らせてから
でしょう、携帯なんぞは。

母親は赤ちゃんへしきりに話しかけるのだが、英語である。
顔は日本人なのである。げんに車掌さんへは日本語で
話しかけている。赤ちゃんの顔も日本人である。
赤ちゃんはまだバブバブ言う程度の言語能力だ。
彼に対して、英語を早期教育しているのである。

赤ちゃんが火のついたように泣き出しても、あやすだけ
で、他の乗客への配慮のため車輌を出る、という
ことはしない。自分の子どもに英語は教えても、
他人への気遣いはないのである。

この母親は早期教育しているつもりであるが、
実は日本の、そして自分自身の未来を暗くしている
のである。

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW